こうこうをこうこうこう。
私は数年前から毎朝三時、遅くても四時には起きることにしている。
この極端な早起きを継続するために夜は九時頃に寝る事が多い。
なのでその時間帯にやっているテレビ番組の話題にとんと疎くなった。
雨後の竹の子の様に出てくる新しい芸人さんや俳優さんの名前を覚えるのが一苦労である。
まあ学生ではないので日常生活で昨日のテレビ見た?という話題が出てこないのが救いである。
そんな早起きをして何をするのかと言えばパソコンでその日のニュースをチェックしたりnoteを読んだりしている。
それでも時間が余るのでそんな時は買い物に出かける。
行先は近所の二十四時間営業のディスカウントスーパーである。
訪問時間がちょうど朝の品出しのタイミングに重なるので総菜や鮮魚の品ぞろえはよくないが他の日持ちする商品は割安なので買い物のし甲斐がある。
そんな生活の基幹になっているスーパーだが今月に入ってから改装工事を始めた。
終わるのが今月末なのでおよそ一か月の大工事である。
その間は当然買い物ができないので不便な思いをしている。
夕方に他のスーパーに行くと混んでいることが多く、お値段もそんなに安くないのでつい購入に二の足を踏んでしまう。
あと二週間、少しだけ不便な日が続きそうである。
買い物を控えているので今月の食費は予算内を順調に推移している。
何も考えないでバンバカ買っていた時は夫婦二人暮らしにしては食費がかさみすぎていた。
家計簿アプリを導入して毎日のレシートを入力するようにして収支をまじめにチェックしたら食費は三分の二に抑えられるようになった。
具体的には一番かさむ酒代の節約でビール以外は自宅で作るお酒にチェンジした。
後は二日に一度の買い物を三日に一度に伸ばした。
妻の好きなお菓子も特売で半額以下の時しか買わない。
生鮮食品は安い時にまとめ買いして冷凍。
野菜は旬のものは実家の父の畑から分けてもらう。
卵は最近値段が下がってきたので普通に買う。
食パンや牛乳はポイント五倍デーの日にゲット。
なにより、お腹を減らしてスーパーに行かないことを心がけている。
空腹でお店に行くと何でもかんでも美味しそうに見えるので大変危険である。
なので私はスーパーに行く前に軽く何か口にすることを心がけている。
まぁこの位のスーパー対策は皆さんやられているだろうが一番いいのはお店に行かないで家にある食材で切り盛りする事である。
幸い我が家は大人二人暮らしなので献立に文句を言われることは少ない。
カレーの次の日がカレーでも妻は決して文句を言わない。
三日目に目先を変えてカレーうどんを作って綺麗に食べきる。
夏場はあまり作らないが冬になると鍋を育てることに情熱を燃やす。
これは以前書いたと思うが残った鍋つゆをアレンジして翌日に再利用するもので、うまくやれば一週間は余裕で回すことが出来る。
夏は暑いし食材が痛みがちなのでこの手は使えない。
夏に増えるのは麺類である。
うどん、そば、そうめん、冷やし中華と言ったあたりが常連である。
特に冷やし中華は妻の大好物なので週に一度のペースで作る。
昔は既製品を作っていたが、今は中華麺と野菜、卵、ハムを買ってきて自分で作ることにしている。
もちろんタレも自家製である。
今年の夏は黒酢を活用してワンランク上の冷やし中華を作りたい。
とまあこんな感じで食費を節約しながら楽しく料理をしている。
物価は上がる一方なので出来るの範囲でチビチビやっていきたいと思う。
そんな事を思いながら昨日の晩御飯のお話を少し。
たまたま立ち寄った野菜の直売所で無添加の沢庵が一本百円で売っていたので購入。
後はまぐろのたたきをかごに入れた。
それから野菜を少し買い足して帰宅。
まずはお米を洗って浸水させて炊飯器に入れてスイッチをポン。
沢庵をよく洗ってぬかを落とす。
それを小さな角切りにする。
ネギは小口切りに。
ボウルにまぐろ、沢庵、ネギを入れてゴマをたっぷり加える。
味付けは醤油、ワサビ、ごま油少々。
よくかき混ぜて全体が馴染んだら冷蔵庫で冷やしておく。
その間に副菜づくり。
総菜で鶏の唐揚げを買ってきていたので小さく刻んでおく。
フライパンに油を敷いて熱する。
そこに刻んだ唐揚げを入れてこんがりするまで炒める。
味付けは塩昆布を加えて絡める。
仕上げに卵を流しいれて半熟になったら取り出して余熱で火を通す。
これで唐揚げの卵とじの出来上がり。
汁物はキャベツのみそ汁。
ご飯が炊けたら丼に盛ってその上にまぐろ沢庵和えをたっぷりのせる。
これでまぐたく丼の完成。
妻を呼んでいただきます。
うわぁ、まぐたくだぁと言ってとても嬉しそうにしていた。
昨日は殊勝にも休肝日にした。
まずは唐揚げの卵とじを食べる。
ちょっと親子丼のアタマみたいで不思議な感じである。
塩昆布の旨味が出ていて味に深みがある。
ううん、これもご飯に乗せたら良いだろうなと思ってモグリ。
みそ汁で口直しをしてメインのまぐたく丼に。
箸で底の方からご飯と一緒にまぐたくを掴んで口に運ぶ。
まぐろの脂と沢庵のポリポリした食感とちょっと強めの塩味がいいバランスである。
臭み消しのネギと風味アップで加えたゴマも着実に味の向上に貢献していた。
回転寿司に行くと必ずまぐたくを頼む妻は、そうそうこれこれと言いながらニッコニコで丼を抱えていた。
思い付きで初めて作った料理だが成功したようで何よりだった。
お酒抜きなのでものの三十分でご馳走様。
片づけもお皿が少なくてすぐに終わった。
早く行きつけのスーパーが再オープンしないかな~。
早朝の買い物は空いていて快適なんじゃけぇ。
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