それはもう真っ暗闇。
昨日の夜にトイレに行こうとして電気をつけたらパンと何かが弾ける音がして辺りが真っ暗になった。
おん?と思って廊下に出てみると明かりはついていた。
実は前にも同じことがあったので、ははぁこれは電球の寿命だなとすぐに見当がついた。
とはいえ膀胱は限界間近だったのでスマートフォンを持ってきて臨時の照明にした。
薄暗いトイレは何とも不気味で落ち着いて用を足すことが出来なかった。
ううん不便と思いながらも昨日はそのままにして寝た。
今朝になって改めてトイレの電気をつけてみたがうんともすんともいわなかった。
そこで脚立を持ってきて電球を外してみると中のフィラメントが綺麗に切れていた。
まあそうだろうなと予想していたので替えの電球を買いに近所の電気屋さんに足を運んだ。
蛍光灯売り場の一角に電球コーナーがあったので覗いてみると九割くらいがLED照明で白熱電球はほとんど扱っていなかった。
毎回どれを買えばいいのか悩むので店員さんを呼んであらかじめ持っていた切れた電球を渡してこれと同じものをくださいとお願いした。
店員さんは、これになりますとすぐに教えてくれたが今日はLED電球を勧められた。
何でも長寿命で明るさも抜群ですよとセールストークをしてくれたのだがお値段がこれまでの電球の十倍近くするので、トイレの電球にそこまで出すのはなぁと思ってやんわりとお断りした。
丁寧にお礼を言って元のやつと同じ白熱球を買ってレジで会計した。
お値段税込み430円なり。
帰宅してすぐに電球を交換してスイッチを点けると煌々と明かりが灯った。
やれやれこれでオッケーと思っているとお休みで朝寝坊の妻が起きてきて、トイレで何しているの?と聞いてきた。
なあんにも知らないというのは良い事だなぁとしみじみ思った土曜日のお昼前。
そんな事を思いながら昨日の晩御飯の事を書こう。
直売所で野菜を買ってきていたのでそれを使う。
ナスを輪切りにしてニンニクを摺り下ろす。
フライパンに油を敷いて火を点ける。
そこに豚バラ肉を入れて炒める。
火が通ったらそこにナスとニンニクを投入。
ナスがしんなりするまで火を通す。
味付けは醤油、豆鼓、砂糖、みりん、酒、片栗粉、水。
全体にタレが絡むまでしっかりと炒めたら豚肉とナスの豆鼓炒めの完成。
副菜はオクラを茹でて細かく刻む。
それをめかぶと合わせてポン酢で味を付けたら仕上げに鰹節を振ってめかぶオクラの出来上がり。
もう一品は絹ごし豆腐を八等分して揚げ玉をたっぷり載せて醤油をチラリと回しかけた揚げ玉豆腐。
あっという間に三品完成。
ご飯だよーと妻を呼ぶ。
昨日のお酒は缶チューハイ。
ハパシッとプルタブを起こしてグラスにトクリントクリンと注ぐ。
乾杯していただきます。
クュウーッと飲むとほのかなレモンの酸味と焼酎のキレがさっぱりしていてなかなかいい。
うん、たまにはチューハイも美味しいかもと思いつつめかぶオクラをパクッ。
程よい粘りとめかぶの海藻の味が嬉しい。
これは箸休めにも良いなと思った。
次は揚げ玉豆腐。
揚げ玉を豆腐にかけただけの料理とも言えないようなメニューだがこれがなかなか侮れない味である。
揚げ出し豆腐の変化版のような味わいがある。
何より淡白な豆腐に食べ応えが出るのでお勧めである。
ではメインのナスを食べよう。
お酒は当然二本目を飲んでいる。
豚肉とナスというシンプルな炒め物だが豆鼓の甘じょっぱい味噌風味が全体を中華テイストにまとめている。
チューハイのようなドライなお酒に合わせるにはピッタリの料理だった。
もちろんご飯に乗せても美味しいと思う。
モリモリと食べてご馳走様。
洗い物は少なかったので片づけはすぐに終わった。
お酒はチューハイを二本と控えめ。
夜中にトイレの事であたふたするとは思いもせずに眠りに就くのであった。
電球関連は買い置いておくのが正解かと思われます。
備えあれば憂いなしですよね。
次は洗面所辺りが怪しいと睨んでおります。
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