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花束に愛をこめて
今日は語呂合わせで愛妻の日なのだそうだ。
1月の1を英語のI(愛)31日を(妻)と読めることから制定されている。
夫から妻に日頃の感謝を伝えるのにうってつけの日で、一般的には花やメッセージカードを贈る人が多いそうである。
とっても素敵なイベントだと思うのだがイマイチ一般に浸透していないのは夫側に照れがあるのかなと思う。
奥さんにしてみても普段何にもしない旦那さんがいきなり花束を買ってきたらこの人何かやましいことがあるんじゃないのと訝しむ事もあるかもしれない。
私の周りにいる愛妻家の人は謙遜しつつも奥さんのことをとっても大切にしているのが伝わってきてほっこりする。
そういう人は今日みたいな記念日にも気軽に花束を奥さんに贈るのだろう。
私は妻の事を尊敬して憧れてもいるしもちろん大切にしている。
妻は行動力があり、いつもニコニコしており自分のやりたいことを貫くタイプである。
時折嫌なことが重なってシオシオのパーになることもあるがそういう時は私が納得がいくまで話を聞くことで気持ちが軽くなるようである。
結婚して今年で二十年になり、今では揉めることはほとんどないが一緒に暮らし始めた頃は家事の分担や会社関係のお付き合いで私が夜の街に繰り出すのを快く思っていなかったらしく大きめのケンカもよくしたものである。
正直別れる寸前までこじれかけた事もあったが、お互いが言いたいことを徹底的に話し合って何とか折り合いをつけて今に至っている。
ちなみに家事分担は料理と掃除、名もなき家事は私の担当。
洗濯とお風呂掃除は妻のこだわりがあるのでお任せしている。
この家事バランスで長年やってきている。
私たち夫婦には子どもがいないのでその分夫婦のつながりが密接な気がする。
流石に行ってきますのキスはもうしなくなったがハグは毎日欠かさない。
これからもこの習慣は続けていきたい。
愛妻の日に花束をと書くと福山雅治の歌みたいだなと思いつつ、日頃の感謝を改めて伝えようと思うのであった。
「妻よいつも私に元気をくれてありがとう、君の笑顔が私の心の支えです。
これからもずっと隣で笑っていてほしい。
至らない点もあるかと思いますが宇宙で一番愛してます。」
何だかのろけ全開になってしまいましたが照れ隠しに昨日の晩御飯の話を。
昨日は実家から冷凍の手作り餃子を貰っていたのでそれをメインに。
朝から冷蔵庫で解凍しておいた。
副菜は豚肉と大根の煮物。
大根の皮をむいて隠し包丁を入れる。
鍋で大根を下茹でしておく。
その時にお米を一つまみ入れるととぎ汁の代わりになる。
下茹でが終わったら豚のバラ肉と大根を昆布だしで煮込んでいく。
アクを取りながら味付けは醤油、酒、みりん、砂糖、塩。
しばらく煮込んでいる間にもう一品。
スーパーで赤ナマコが特売だったので買ってきた。
頭とお尻を切り離して真ん中に切り込みを入れる。
コノワタを取り出して多めの塩でごしごしと揉む。
塩を洗い流したら半分に切って薄く切る。
それを大根おろしと絡めて醤油と酢で味付け。
ではメインの餃子を調理していく。
実家の餃子は水餃子である。
たっぷりのお湯を沸かした鍋に餃子を投入。
最初は沈んでいくが火が通るとプカリと浮かんでくる。
タレはポン酢にごま油、コショウで簡単に。
煮物もいい塩梅になっているのでお皿に盛って晩御飯の完成。
水餃子とナマコ酢があるのでこれはお酒を飲まない手はない。
いただきますをして妻とビールで乾杯。
グビリと飲むとたはーっとなる。
ではアツアツのうちに水餃子を食べる。
皮も具も自家製である。
ツルンとした皮が唇に心地いい。
噛むとむっちりもっちりした生地の歯ごたえの後に豚肉とキャベツを中心にした餡の肉汁が溢れる。
実家の餃子はいつ食べても最高に美味しい。
次にナマコ酢を頂く。
コリンコリンとした強めの嚙み心地で海の味がする。
大根おろしのおかげで食べやすくてパクパクいける。
ビールが進んで仕方がない。
もちろん大根の煮物も食べる。
なんて事のない煮物だがこういうものが好みになってくるのは年齢を重ねたからだろう。
ふと思いついて柚子胡椒をつけて食べたら味が引き締まってなかなかいい仕事をしてくれた。
水餃子はニ十個茹でたのだが綺麗に食べきった。
ビールは控えめに三本で打ち止め。
妻もお腹いっぱいといって大満足していた。
手ごたえのある晩御飯を作ることが出来た日は気分がいい。
さぁて、週末の晩御飯は妻の好物で決まり。
喜んでもらえたらいいな。
日々妻のことが愛しくなるばかり。