幸せのお裾分けいただきました。
昨日の隙間時間にお宮に参拝してきた。
ここ最近あまり良くないことが地味に続いているので運気を向上させるための願掛けである。
車で出かけたのだが駐車場がほぼ満車だった。
あまり広くないのでそんな事もあるのかなと思って端っこに駐車。
長い石段を上って手水場に辿り着くと何だか張り切っている男の人の声が聞こえてきた。
うん?何だろうと思ってそちらの方を見るとカメラを持っているおじさんと照明を当てているお姉さんがいた。
その先には紋付き袴姿の男性と打掛に和傘を差した女性がいた。
ああ、結婚式の前撮りかとすぐにわかった。
ちょうど手水場の前で撮影していたので手を濯ぐことが出来ずに弱っていると付き添いのお母さんらしき方が、あらすいませんねと言って場所をあけてくれた。
それをきっかけに前撮りですか?と話しかけるとええ、そうなんですよ今日はお天気が良くてよかったですというので、おめでとうございます本当にそうですねと答えたら何とも嬉しそうだった。
撮影は佳境らしくカメラマンさんはこちらに気がついていないようだった。
なので遠目から少しだけ見学させてもらった。
ハイ!目線はこちら、もっとぐぅーっと寄りそってぇ!うん、キレイキレイッと絶叫しながら写真を撮っている姿はプロだなぁと思った。
撮られている新郎新婦さんも緊張しつつもとっても楽しそうで笑顔の絶えない雰囲気が何とも良かった。
和装の女性はきれいだなぁと鼻の下が伸びそうになったので、おっといけないいけない神前だったと思いつつ本来の目的であるお参りをすることにした。
お賽銭を入れてから二礼二拍手一礼をしてから自分の住所と名前を名乗ってお願い事を。
ムニャムニャと唱え終えてからついでにおみくじを引いてみることにした。
恋みくじ、勉強みくじなどがあったがオーソドックスな普通のおみくじにした。
百円を入れて一枚とる。
どれどれと思ってぺりぺりとめくってみると、おおナイス!大吉だ。
じっくりと内容を読んで何だか早くも良い事があったなぁと思って気分が良くなった。
それから写真撮影をしている若いカップルの邪魔をしないように境内の裏道からそっと駐車場に戻った。
空はどこまでの高く気温も程よくてとてもいい息抜きになった。
そんな気分の良い一日の締めくくりの晩御飯のお話を。
昨日も簡単晩御飯。
ゴボウをささがきにする。
ショウガを摺り下ろす。
フライパンに油を敷いて牛肉のこま切れを炒める。
火が通ったらそこにゴボウとショウガを入れる。
醤油、砂糖、みりん、酒で味付けをして水を足す。
後は弱火でコトコト煮詰めていく。
その間にもう一品。
ジャガイモをレンジでチン。
アツアツのうちに皮を剥く。
玉ねぎとピーマンをみじん切りに。
ハムを薄切りにしておく。
後はジャガイモを軽く潰してそこに刻んだ野菜とハムを混ぜる。
味付けはマヨネーズと味噌とスダチ。
さっくり混ぜたらマヨ味噌ポテトサラダの完成。
メインは昨日から仕込んでいた鶏ハム。
付け合わせはシイタケとシメジをレンチンして、オリーブオイル、酢、塩で味付けしたキノコマリネを添えた。
これで晩御飯の完成だなと思って妻を呼ぶ。
ではいただきます。
昨日のお酒はハイボール。
ここ最近お気に入りのウイスキーを使って作る。
飲みすぎ防止に炭酸水を大目に注ぐ。
乾杯してウクッウクッ。
プフゥ、んまい。
ではポテサラからつまんでいこう。
味噌の塩味の効いた旨味とスダチの酸っぱさをマヨネーズが受け止めてどっしりした味である。
ボリュームのある一品で食べ応えは満点。
これはなかなかと言いながらモグモグ。
次に牛のしぐれ煮を食べる。
牛肉の脂とゴボウの土由来の深みがピッタリである。
臭み消しのショウガがややでしゃばり気味だったが許容範囲かなと思った。
佃煮系の食べ物は味が濃いのでお酒によく合う。
イケルイケルと言いながら二杯目のハイボールをククィッ。
メインの鶏ハムを食べるとしっとりジューシーで優しい味だった。
即興で作った付け合わせのキノコマリネも箸休めにナイスアシストである。
これはお酒が進んで困るなぁと自己弁護をしながら三杯目をクイククィッ。
妻の一番のお気に入りはポテトサラダだった。
好物を一点集中で食べる人なのでその日のアタリが何なのかすぐわかるのが可愛らしい。
そんな事を考えながら食べて飲んでごちそうさま。
食後に二階に上がって自分の結婚式の写真を引っ張り出してみた。
妻と一緒に眺めたのだが確実に二人とも十八年分歳を取っており、時の流れにホゥと軽くため息が出た。
偶然出会った若いカップルもいつか前撮りの事を思い出して懐かしがる日が来るのだろうなと思うと永遠のシアワセを願いたくなった。
あなたと私の一生は春夏冬よ、いつまでたってもアキが来ない。
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