ウチは関西風
最近スクワットの回数やエアロバイクを漕ぐ時間を少しづつ増やしている。
理由としては単純に太ったからであり、ダイエット目的に他ならない。
ものすごく大雑把に言うと下半身には全身の筋肉の大半が詰まっているので運動で刺激を与える事で痩せやすい体になるという仕組みである。
スクワットは始めた頃はニ十回くらいで膝が笑っていたが今は軽々五十回はこなすことができる。
エアロバイクは動画を見ながら漕ぐのだがニ十分から倍の四十分漕ぐように努力している。
この夏はそんな地道な運動に励んだのだが体重は悲しいくらい変動が少ない。
若い頃は三日位食事の量を減らしてそこら辺をテッテケ走ったらすぐに二~三キロは体重が落ちたものだが今は現状維持が精いっぱいである。
食事の量は腹八分目、運動もそれなり、睡眠はあんまり上手に取れていないがまずまず健康的な生活を送っているはずである。
ああ、でも休肝日は結構いい加減になっている。
ううん、いかんなぁと思いながらポッコリしたお腹をさするのであった。
それはそれとして、下半身の運動をガシガシやっていると太ももが太くなる。
そうなるとどうなるかと言うとパンツがキツキツになるのだ。
ウエストはそんなにきつくはないのだが太ももが太いとしゃがむだけでもパンツが悲鳴を上げる。
今のパンツを履き始めて半年くらいなので生地がくたびれてビリッと裂ける事はないだろうが生地が肌に食い込むとウッとなる。
椅子に座っている時はそうでもないがこの窮屈さは何とも言えない不快感がある。
そこでデパートに行って下着売り場コーナーに足を運んだ。
MサイズやLサイズは豊富に品ぞろえがあるが私が狙っている3Lサイズはあんまり種類が無かった。
一応お気に入りのメーカーがあるのでそこのを探していたのだが、残念ながら置いていなかった。
仕方がないので第二候補のメーカーのパンツがあったのでそれを購入。
ちょうどセール中だったらしく二割引きで買えたのでラッキーだった。
帰ってから梱包のビニールを剥いで、何のために入っているかわからない紙の板を外して脱衣所で試着してみた。
ウエストは若干緩かったがゴムなので特に問題なし。
懸念の太もも部分はゆったりとしており立ったりしゃがんだりしてもノンストレスだった。
男性にしかわからないかもしれないが股間周りの自由度もなかなか良くていい買い物ができたなと直感した。
これでもっと太ももを鍛える事が出来るなと思ってスクワットに励むのであった。
素朴な疑問ですが競輪選手の下着って何サイズなんでしょうね?
それはそうとして昨日の晩御飯の話を。
昨日は三連休最後の日だったのでちょっと豪華にすき焼き。
お肉は実家から分けてもらった国産ロース肉。
野菜は白菜としいたけとネギと玉ねぎ。
後は糸こんにゃくと焼き豆腐。
副菜は厚揚げをこんがり焼いて大根おろしをたっぷりかけた定番の雪虎。
豆腐が被ったなと思ったがまあたまにはいいか。
今シーズン初のカセットコンロを取り出してきて鍋をかける。
コンロに火を点けて鍋で脂身を溶かす。
そこにお肉を入れて砂糖をバサリ、醤油をトポトポ。
煮えばなを卵を溶いた器につけてハクリ。
んん~肉が甘い。
ここですかさずビールをゴクリゴクリ。
すき焼きとビールの組み合わせはルパン三世でも証明されているナイスなコンビネーションである。
ぱはーっ、んまっ。
次のお肉を入れてしばらくはお肉を楽しむ。
うちのすき焼きは実家から代々伝わる関西風の作り方である。
妻の実家ではすき焼きのたれをドボドボ入れてグツグツ煮込んだごった煮風のものが出てきていたらしくあまり好みではなかったらしい。
私が作る関西風は水分も少なくお肉を楽しんだ後に日本酒を入れて水分を調整してザクである野菜や他の具材を入れる。
焼き豆腐や糸こんにゃくのような味が染みると美味しいものはしばらく放置しておいて、白菜やしいたけが煮えたら食べる。
とくにネギはサッと火が入ったくらいの方が好みなので鍋から目が離せない。
すき焼きは意外に忙しい料理で気を抜くと焦げたり、汁気が多くなりすぎたりしてグジャグジャになってしまいがちである。
そこで昨日はすき焼き番長としてずっと鍋と真剣勝負をした。
お酒もあまり飲まずに一番美味しい状態で妻にハイ出来たよと取ってあげる。
合間合間には私も自分好みの煮え加減の具材を堪能した。
念のために作っておいた雪虎が箸休めになって案外良かった。
お喋りをしながらゆっくりと食べて締めはうどんを一玉入れてツルルとすすった。
実に久しぶりにすき焼きを食べたがやっぱり美味いものである。
パンツの問題も解決したし、今日からガシガシと運動して昨日分のカロリーを消費したい。
恐れているのはこれからの食欲の秋に自分をどこまで律せられるか。
お芋、かぼちゃ、なす、梨、栗、柿、ぶどう、サンマ、サケ、戻りガツオ、マグロ…んん~誘惑が多いっ!