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写真を撮る際に気をつけていること。

なんかすごくたまにnoteを書きたくなる。たまに。

タイトルについて。
インスタに長々書いてもアレだし
いつも馬鹿正直に書きすぎるからツイッターに書くと変に反感もらいそうだし
あまり人目に触れないnoteに書くことにした。

撮影の際に気をつけていること、良く聞かれるしたくさんあるんだけど、普段無意識にやっていることだからいざ書こうと思うと難しいな。

だけど自分のメモとしても記しておきたいので、書く。

・周りと被写体さんに気を遣う

こういうの、いや当たり前だろって感じだけどきっと一番大事。
撮影して良い場所かどうか、危険がないか、暑くないか寒くないかの確認とか。
あとは被写体さんにあまり過度な指示をしないこと。
例えば、地面に寝転ぶのとか全然平気ですって皆言ってくれるけど、虫だらけの草むらとか汚いアスファルトの上とか寝転ぶのは、自分がまず嫌(神経質)だから基本やらせない。
どうしても撮りたい場合は、布かレジャーシート敷く。

それとSNSに人物をあげる際は必ずNGな写真がないか聞く。後のトラブルにもなるのでこれは必須。

・いろんな角度から撮ってみる

静物でも人物でもそうだけど、ここだ!って角度が大体ある。
ない場合は、撮ってる場所が良くないので移動するのがおすすめ。
数を撮っていくと良い角度を見つけるスピードが早くなる気がする。
あとは光の入り方とか計算して撮るのが良いんだろうけど、自分の場合本気で「あーここの光いいな」でいつも撮っている。感覚最優先。
撮った後にド逆光な事に気づいたりするけど編集でどうにかなるのでヨシ()

・人工物を背景に入れない

撮りたいイメージや場所にもよるけど
自然の中の写真が基本好きなので、雰囲気を
変に壊しそうな柵やら青いビニールシートとか
広い場所だと特に画に入らないよう気をつけてる。

・生えている木や草を選ぶ

撮影場所に生えている木の種類や葉の色味とかも割と見る。
例えば、洋装なのに渋い松の木の前で撮ってるウェディングフォトとか、写真が良ければ全然アリなのかもしれないけど、自分は撮らないかな。

杉の木や芝生は割とどんな雰囲気でも合う万能植物なのでおすすめ。

・人の写真からアイデアを取らない

パクってるつもりはなく、なんか構図とか似ちゃう時があるのは仕方ない。でも意図的に全く同じ場所、同じ感じで撮る、のは違うと思ってる。
リスペクトやオマージュと言われればそうなのかもしれないけど、この人模倣しか出来ないのかなって思われるのが自分は嫌だ。

最近Pinterestに載ってる海外写真家のアイデアを丸パクリしてる人をよく見かけて、元写真を知らない人達から賞賛されてたりするのを見ると、真似して発表したもん勝ちなのかなーと卑屈に考えてしまったりする。

あと映画に影響されすぎて〇〇監督っぽい写真になるのも嫌なので気をつけたい。何かに似ている写真は共感が多く得られそうだけどね。

・写真の既成概念を壊す

既成概念とか言ってそんな大した話ではないけど
〈写真はこうあるべき〉という考えを一旦無くすと個人的に良い写真が撮れる気がする。
先述のアイデアの件でいえば、逆に自分はどういう風にアイデアを考えているのかというと、他人の写真からではなく、モノや風景からイメージを湧かすことが多い。
売られてる雑貨を見て、これ撮影に使ったら面白そう、、ってアイデアを膨らますのもすごく好き。

あとは大喜利じゃないけど、テーマをひとつ決めてそこからイメージを色々考えて写真を撮るのもおすすめ。

例えば〈扇風機〉を題材にすると、夏のアパートの一室、古民家の縁側、テントの横、モダンな部屋、ガレージetc.. 
と、場所だけでもたくさん出てくる。

みんな割と〈写真のアイデア〉とかで検索しちゃったりするけど、こんな風に、写真を撮る為に写真とは関係ないモノから考えると面白いアイデアが生まれると思う。

・肌色と肌質に気を遣う

レタッチの話は語り始めると夜が明けてしまうのでポイントだけ書いてこ。

ポートレートの場合、こだわりとして肌の色味に気をつけている。
全く同じ色は難しいけど、なるべく被写体さんの肌色に近づけて編集するようにしている。

青い寒色系の写真を撮る人とか、人物まで顔色悪くなってるの見るとせっかく素敵な写真なのに残念だなぁとたまに思う。

あとは毛穴、ニキビ、ほうれい線などは消す。
(男性カメラマンだと気にしない人が多いと被写体さんからよく聞く)
ありのままを映す作風なら良いけど、撮られる立場で考えた場合、急に脳内でゴッチがリライトを歌い出すレベルで見られたくはないので、私は消す。

・記憶色をベースに編集する

カメラの撮って出しの色がいわゆる〈記録色〉とすると、人間の目で見た色は〈記憶色〉と言われる。FUJIFILMはたしか記憶色にこだわってるからあの独特な色味が出せるらしい。

(余談だけど開催しようと思ってる個展タイトルも記憶色なので、それくらい私には思い入れのある言葉)

編集した写真を人に見せると「空はこんな色してないよ」とか言われたりするけど、記憶色というのは目で見た色よりも鮮やかに脳内に残るので、私としては「自分はこんな風に見えたよ」と言いたい。

夏の太陽照りつけるアスファルトで揺れる木漏れ日とか、冬の雲ひとつない青々とした空とか、カメラの撮って出しだとあっさりとしか映らないけど、自分の記憶の中ではもっとコントラストが強く鮮やかだったから、記憶の色を思い出しながらいつも編集している。

ちなみにフィルムは記憶色にとても近い。

・さいごに

あくまでも自分はこう気をつけてこう思っている、という内容なので何言ってんだこいつと思ってもスルーしてもらえるとありがたいです。
色々書いてるけど自分でも出来てない時は多々あるので。

あと、今回書いてる内容は仕事よりも個人での撮影の話です。撮影のお仕事で気をつけてる事などはまた今度書ければ書きたい。

まだまだたくさんありそうだけど
とりあえず一旦これでおしまい。
思い出したり気づきがあればまた書こう。

ここまで見て下さってありがとうございます。
色んなことに気を配りつつも楽しく撮影していきたい。

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