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主体的-能動的-積極的

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「主体性を持って、能動的かつ積極的に仕事に取り組めるか」
というと、なかなかそのように働けている人は少ないように感じます。

だいたいの人は、上司からの指示を受け、基本的には受動的かつ従属的に働いている人が多いのではないでしょうか?

ですが、自分がもっと高みを目指していくなら、起きている問題や滞っている案件に対して、どうしたら解決できるのかを自分自身で考え、なぜそうなのか?を常に根本から考える思考が必要になってきます。

例えば、月に100個 ものを作るのに、毎月100個の生産計画を立てているのに、毎月80個しか生産ができていなかったとします。

この問題を解決するには、いち作業員には全体が見えていないからわかりません。でも起きていることのヒントを探していけば何かをつかめそうです。

自分のところはそんなに時間がかからなくて、「作業にしばしば待ち時間があるなあ」と感じたり、「そしたらどこか前工程の負荷が高いのかも?」とか、「もっと自分ができる作業範囲を広げることができたとしたら?」とか「他のところも一度見させてもらえないか?」

といったように、何かの問題があって、それに気づくためにはやはりなぜそうなってるのだろう?と疑問を持つことと、その上でどうやったらうまくいくようになって、解決できるのかを考えることが「主体性を持つ」ということなのでしょう。

そういう思考力を身につけて、そこからはその考えをもとに、能動的かつ積極的に行動を起こしていくことが、大事になってきます。

ですが、行動を起こしてうまく解決すればいいですが、結果は必ずしもうまくいくとは限りません。ですが結果についてはあまり大事なことではないと思っています。

本当に大事なことは、その「思考力を作り上げる」ということです。

つまり、何か良くない事案が起きたとき、何かの問題が発生したとき、何かうまくいかないことがあったときなどに、

なぜ現状はそうなのか? → 自分なりに仮説を立てる → 自分なりの答えを見つける → それを能動的かつ積極的に実行してみたり、発言する

という思考の癖をつければ、どんな時でも「自分の見解や意見」が自然に出てきます。

それは問題が起きた時でなくても、例えば「何かの資料を見たとき」や、「何かのプロジェクトを任されたとき」、「誰かに何か頼られたとき」においても、

なぜこの資料はこのようにつくられているのだろうか?
なぜこのプロジェクトを自分が任されたのだろうか?
なぜ自分に頼ってきてくれるのだろうか?

と、良いことも悪いことも「なぜ?」から考えていけば、自分なりの答えを探すようになっていきます。
常に自分なりの考えを持っていれば、どんなことであっても基本的に「主体性を持っている人」になっていけるはずです。

と言いながら、
でも実際は、環境に左右されることも多いのかもしれません。

例えば、会社において「誰にも意見を求められない状況」であったり、「意見を言っても、反映されることがない状況」になってしまっていれば、そこにいる人たちは考えることをどんどん止めていってしまうでしょう。

もちろん自分の日々の思考の努力がとても大事なことだと思いますが、「誰もが何でも言いやすい環境」かつ「その意見が採用される環境」をつくっておくことが会社としては、とても大事なのではないかと思います。

ものごとには必ず一つ一つに「意味」や「論理」があり、それはなぜか?と考えながら納得したり、自分なりの意見が持てるようになるといいのではないかと思っています。

そんな自分なりの「論理」を、共有いたします。


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