フォーミーとフォーユー
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人の上に立ったときに「成功するかどうか」とても重要な分かれ道があるように思います。
それは、自分のため(for me)にやるのか、誰かのため(for you)にやるのか、という意識の違いではないかと思っています。
私利私欲が強く、傲慢でとにかく自分のためだけにしか動けない人がいます。そんな自分基準の人は、とにかく自分のことを優先して、人のことは二の次、三の次となってしまう。
そういう人が上に立ってしまうと、そのチームはたいてい機能しません。
なぜなら、リーダーが自分のことばかり優先して、部下やチームのことを率先して考えられないからですよね。
一方、自分のことを優先せず、常にだれかのために考え、行動できる人もいます。そういう人は、自分を犠牲にしてでも、チームや部下を優先できるので、上に立って成功していく人なのだと思います。
どこに重きを置いているかは、その人の行動や発言を観察していれば、だいたいわかってきますよね。リーダーは決断していくのが仕事として多いと思いますので、その決断を1つずつよく見ていけば、なぜこの行動をとったのだろうとか、何でこんな発言をしたのだろうとかわかってくると思います。
そして、それは徐々に「自分のためだけじゃん」とか「だれのためにやってるの」とか透けて見えてくるのではないでしょうか。
もし自分が上に立つことがあれば、常に決断は簡単に見透かされるということですから、気を付けなければなりません。
リーダーや人の上に立つということは、常に for you , for the team の意識が先に来て、その次に for me でなければならないということです。
“動機善なりや私心なかりしか“
という有名な言葉があります。
行動するときに、その動機は「善」かどうか、その上で自分の「私心」はないか、ということを自問しながら進めて行きなさいといっています。
自分本位の上司やリーダーには当たりたくないものです...
私心をゼロにしろというのは、それは無理なことですから、チームや組織において動くときには、その意識がいいのではないか、というお話でした。
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