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葛飾応為さんについて

こんにちは。
唐突ですが、私は、葛飾応為さんが好きです。

葛飾北斎さんの絵も好きですが、応為さんの絵には独特の感性と、女性ならではの優雅さと力強さが感じられるので好きです。

特に好きな「吉原格子先之図」は、光と影の表現がとても印象的で、一目惚れしました。
声が聞こえて来そうなほど、動き出しそうなほど、当時の吉原の雰囲気が感じられ、その場にいるかのような臨場感を味わうことができます。

「吉原格子先之図」に一目惚れしたあとに、応為さんが主人公のドラマがあることを知り見てみました。

NHKドラマ「眩~北斎の娘~」です。
応為さんは宮﨑あおいさん、葛飾北斎さんが長塚京三さん、池田善次郎さんが松田龍平さんというキャストも最高でした。

このドラマでは、内容も応為さんの人となりや北斎さんとの関係性もとても面白く描かれていて、見入ってしまい気がついたら終わってる感じでした。

内容も最高だったのですが、応為さんの装いが私的にツボでした。
調べたところおそらく衣装デザインは伊藤佐智子さんかと。

伊藤佐智子さんと言えば、今夜、ロマンス劇場でや繕い裁つ人ですが、どちらも衣装が可愛くて印象に残っています。
来年の大河ドラマのべらぼうの衣装デザインもされるみたいなので、楽しみです。

そして、ドラマの中での応為さんの着物は、気崩したスタイルで、とても自由でかっこよかったです。どこか彼女の肖像画を彷彿とさせるようなデザインでした。

彼女の絵を描くときの姿勢が、膝を立てていたのですが、着物の中に股引のようなものを履いており、旅装束のような見た目でもありました。

カラーや柄のコーディネートは、個性的でおしゃれで、応為さんが単なる父親の弟子で影武者的存在ではなく、一人のアーティストであるという風に感じられました。

また、少し乱れたヘアスタイルや上記のような服装のスタイルには

やや慎みを欠いており、男のような気質で任侠風を好んだという。
3代目堤等琳の門人の南沢等明に嫁したが、針仕事をほとんどせず、父譲りの画才と性格から等明の描いた絵の稚拙さを笑ったため、離縁されてしまう。

Wikipedia

このような男勝りな性格が投影されていると感じました。
ほんと、かっこよくてめちゃめちゃいいんです笑

まだまだ語りたいですが、とにかく「眩~北斎の娘~」は記憶に残る名作でした。


見終わったあとに、「私も生活スタイルにあった着物の着方がしてみたい!」と思いました。

着物は、伝統的に美しく着ることも大切ですが、必ずしも現代の正しい着付けにこだわる必要はないのではないでしょうか。

平安時代や室町時代の庶民風のスタイル、あるいは旅装束風の着方など、さまざまな時代の着物の楽しみ方があってもいいと思います。

それらも全て日本の伝統だと思うので、もっともっと自由な発想で自分の生活スタイルにあった着物を楽しめたらいいなと思います。

基礎があってこその崩しだと思うので、まずは、一旦自分でちゃんと着れるように、せめて30歳のうちに一度は着るように、行動に移してみようと思います。

以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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