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勉強について(1300年フランス編)

こんにちは。あやねです。

今回の記事は1300年頃のフランスについてです。というより中世ヨーロッパという方が正しい感じがしますが、先月のアニメーションの舞台に1300年のフランスを選んだので、ブログもそのようなタイトルにしてみました。

アニメーションは、ルイ1世とマリー・オブ・ハイナ夫妻をモデルに作成しました。

アニメーションの作る前に、まずは中世ヨーロッパをテーマにしようと決めたのですが、中世ヨーロッパと言っても期間も長ければ、服装も身分や職業によって様々で、どのような衣装を描くかとても悩みました。

色々調べて、肖像画が描かれている人物の中で、見やすくて描きやすそうなものが夫婦で揃っていたのがルイ1世とマリー・オブ・ハイナだったので、マリーのドレスも可愛いし中世の特徴がわかりやすいと思ったので、この2人にしました。

1300年頃のフランスの服装には、キリスト教の価値観や神中心の世界観が色濃く表れていました。人体の形を否定するようなデザインが多く見られ、日常の衣装でも宗教的な意識が反映されていました。

例えば、極端に尖った爪先の靴(ポーランド)やアシンメトリーのパターンや長く垂れ下がる袖などがこの時代の服装の特徴です。

これらは実用性よりも社会的ステータスや美意識を重視すること、また人間の自然な形から遠ざけることが求められた時代の精神性を反映しています。

また、色彩や模様にも神中心の世界観が反映されていました。中世の服装では、赤や青、金などが主に使われ、これらの色は聖書や聖人の象徴とされていました。

このように、1300年のフランスの服装は、単なるファッションという枠を超え、神中心の価値観を象徴する存在でした。

ロープレや異世界もののアニメの世界観を想像するとわかりやすいと思います。

1300年頃というと、アナーニ事件や教皇のアヴィニヨン捕囚などで教皇の権力が衰退し、中央集権化へと向かっていた頃ですが、服装にはまだまだ神中心の世界観が残っていて面白いですよね。

なぜ、中世ヨーロッパはここまで神中心の世界観だったのか、なぜそのような世界観だったところから教皇の権力が衰退し中央集権化へと向かっていたのか、気になったので少し勉強してみました。

ムンディ先生の授業をYouTubeで受けて、理解は出来ましたが、1回だけ見て覚えておける内容はほんの少しで、10個の主要な出来事に絞って頭に叩き込んでおくことにしました。

  1. 476年:西ローマ帝国の滅亡

  2. 800年:カール大帝の戴冠
    人物:カール大帝(シャルルマーニュ)、教皇レオ

  3. 1054年:東西教会の分裂
    人物:教皇レオ9世、コンスタンティノープル総主教ミカエル

  4. 1066年:ノルマン・コンクエスト
    人物:ウィリアム1世(征服王)、ハロル

  5. 1096年–1099年:第1回十字軍
    人物:ウルバヌス2世(ローマ教皇)

  6. 1215年:マグナ・カルタ発布
    人物:ジョン王(イングランド)

  7. 1309年–1377年:教皇のアヴィニョン捕囚
    人物:クレメンス5世(教皇)、フィリップ4世

  8. 1337年–1453年:百年戦争
    人物:ジャンヌ・ダルク、エドワード3世(イングランド王)、シャルル7世(フランス)

  9. 1347年–1351年:黒死病(ペスト)の流行

  10. 1453年:コンスタンティノープル陥落
    人物:メフメト2世(オスマン帝国のスルタン)、コンスタンティヌス11世(ビザンツ帝国最後の皇帝)

上記のような10個の出来事と有名な人物を一緒に覚えておきました。

この10個の出来事をベースに流れで中世ヨーロッパを説明出来るように、繰り返し関連する本や映像やラジオを見たり聞いたりしています。
以下はAIにまとめてもらった文章です。

中世ヨーロッパは、5世紀の西ローマ帝国の滅亡から始まり、15世紀のコンスタンティノープル陥落までのおよそ1000年間を指します。この時代は、宗教、政治、社会が大きく変動した時期であり、以下のような流れで発展していきました。

まず、中世初期はローマ帝国が崩壊し、ヨーロッパは多くの小国に分かれ、封建制度が広まりました。800年には、カール大帝がローマ皇帝に戴冠され、西ヨーロッパの統一と復興が進みました。この時期、キリスト教が強く社会に根付いており、教会が文化や教育の中心的な役割を果たしていました。

11世紀には、カトリック教会と東方正教会が分裂(1054年)、ノルマン・コンクエスト(1066年)など、ヨーロッパ各地で大きな政治的変化が起こりました。また、1096年からは十字軍遠征が始まり、聖地エルサレムの奪還を目指すキリスト教徒たちがイスラム世界と対立する時代が続きます。これにより、キリスト教の力はさらに強まり、衣食住にも神中心の価値観が深く反映されていました。

13世紀頃からは教会の権威に変化が生じ始めます。イギリスでは、封建貴族がジョン王にマグナ・カルタ(1215年)を発布させ、王の権力を制限する動きが出てきます。1309年からの教皇のアヴィニョン捕囚では、教皇庁がフランスの影響下に置かれ、教皇の権威が揺らぎました。

14世紀になると、百年戦争(1337年–1453年)や黒死病(ペスト)の大流行(1347年–1351年)などの影響で、ヨーロッパ社会は大きく変革します。百年戦争では、ジャンヌ・ダルクが登場し、フランスがイングランドに対抗して国を取り戻すきっかけとなりました。一方、ペストの流行はヨーロッパの人口の約3分の1を失わせ、社会構造を大きく揺るがしました。

そして、1453年のコンスタンティノープル陥落をきっかけに中世は終わりを告げ、ルネサンスや大航海時代といった近世への扉が開かれていきました。このように中世ヨーロッパは、キリスト教を中心とした価値観が支配する時代から、戦争や疫病を経て、政治・社会が変化し、近世へと進んでいく過程を経験しました。

このような説明をなにも見ずに説明できたらかっこいいですよね。
まだ全然出来ません。
歴史が好きでこのようなブログを書いてはいますが、いきなり「中世ヨーロッパとは??」と聞かれたら「えっとえっと汗汗」となってしまうレベルです。

間違いや補足等もしございましたらコメント頂けると幸いです。

最後に、中世ヨーロッパが舞台の映画で私がおすすめしたいのは、1948年のジャンヌ・ダークです。

なぜ古い方?という感じですが、古いがゆえに過度な演出ではなくリアルに感じられる点や、我々現代人には理解できない中世の世界観がよく表現出来ているように感じて、よかったです。

長くなってしまいましたが、以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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