自己肯定感とルドルフ・シュタイナーの4つの気質

こんにちは。
あやねです。

私は漠然と自己肯定感という言葉に違和感を感じています。
理由を探ろうと言葉の定義を調べてみましたが、定まった定義はないそうです。

Wikipediaには

自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉である。しかし、後述のように定まった定義はなく、他の類似概念との弁別も充分とは言えない。

自己肯定感という言葉は、様々な研究者などによって数多くの定義が提唱されてきたとも書いてありました。

文部科学省のなんの資料なのかはわからなかったのですが、その資料には自己肯定感(自尊感情ともいう)と記載がありました。

自尊感情
自己に対して肯定的な評価を抱いている状態、あるいは、自分自身を価値ある存在として捉える感覚を指す、心理学の用語。

デジタル大辞泉

そして、最新 心理学事典では自尊感情を自尊心ともいうと記述がありました。

じそん‐しん【自尊心】
自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。プライド。「自尊心を傷つけられる」

デジタル大辞泉

こうして調べていくと、本当に定義がなく、なんとなくで使われているんだなと。漠然としていますね。

自己肯定感=自尊感情=自尊心ということは
自己肯定感=自尊心?

自己肯定感高めてこ!
なら聞き覚えがあるけど
自尊心高めてこ!
はちょっと?な感じがします。

言葉の定義に関してはこの辺にして、

恐らく、よく言われている、自己肯定感高めてこう!は、ありのままの自分を愛して自信を持とう!的な意だと思います。

ただ表面上で気持ちや考えを改めるだけな感じがして、少し違和感を感じます。
なぜなら、自信のない自分の気持ちや考えを改めるための行動の方が重要だと思うからです。
自己肯定感が上がるまでのプロセスに意味があると思います。

私は常に自分の愛せない部分があるから、変わりたくてもがいて勉強して鍛練していますから、愛せない気持ちがないと、エネルギー源がなくなってしまいます。

バカでも下手でも勉強して鍛練すれば、必ず自分に少なからず変化が起きるという価値観を持っている自分にだけは、「私、出来ないことたくさんあるけど、こういう感覚持っててよかったー!」って愛情が湧きます笑

だから、私の場合は
愛せない→勉強する→変化が起きる→ホッする→肯定感が上がる
という流れです。
そして私にとって重要なのが
勉強する→変化が起きる→ホッとする
です。肯定感が上がることよりも自身の成長につながる気がします。

でも、あれこれ考えても、自己肯定感の捉え方やアプローチは人によるな~と思います。

ふと、閃いたのが以前読んだ本に出てきた、ルドルフ・シュタイナーの4つの気質と自己肯定感を合わせて考えたら、なんか良さそうと思いました。

私の脳だけでは、説明できないのでお馴染みのChatGPTさんに助けて貰いました。

シュタイナーは人間の性格を4つの気質に分類し、それぞれが異なる特性を持っていると考えました。

1. 多血質(サングイン)
多血質は、明るく社交的で、新しいことに興味を持ちやすい性格です。好奇心旺盛で、感情が豊かですが、飽きっぽい一面もあります。
多血質的自己肯定感のアプローチ:
多血質の人は、新しいことに挑戦することで自己肯定感を高めるのが効果的です。次々に新しいプロジェクトを始めることや、社交の中で自分の存在感を確かめることで、自信を持ちやすくなります。

2. 胆汁質(コレリック)
胆汁質は、情熱的で意志が強く、リーダーシップを発揮するタイプです。目標に向かって突き進む力があり、行動力に優れていますが、時には強引になりがちです。
胆汁質的自己肯定感のアプローチ:
胆汁質の人にとっては、目標を設定し、それを達成することが自己肯定感を高めるための重要な手段です。結果を出すことで自信を得るため、プロジェクトや仕事において具体的な達成感を重視します。

3. 憂鬱質(メランコリック)
憂鬱質は、内向的で感受性が強く、深く考えるタイプです。慎重に行動し、物事を分析する力に優れていますが、悲観的になることもあります。
憂鬱質的自己肯定感のアプローチ:
憂鬱質の人は、自分の内面を深く見つめ、芸術や哲学などの創造的な活動を通じて自己肯定感を育てるのが効果的です。自分の感性や思考を表現することで、自己の価値を確認できます。

4. 粘液質(フレグマティック)
粘液質は、穏やかで安定しており、忍耐強い性格です。変化を好まず、安定した環境を大切にします。感情を表に出すことは少なく、他者との調和を重んじます。
粘液質的自己肯定感のアプローチ:
粘液質の人は、日常の安定したルーチンを守り、調和のとれた人間関係を維持することで自己肯定感を高めることができます。平穏な生活や仕事の中で、自分の役割や存在意義を確認することで、安定した自己評価を得られるでしょう

私は自身をメランコリックと自己分析しているのですが、まさに勉強した後は感性や思考に変化が起きて嬉しくなります。

シュタイナーの4つの気質×自己肯定感

の考え方は子供や社員の才能を引き出す際や、互いを理解する際に役に立ちそうです。

それに自己肯定感という言葉もより具体的になるように思えます。

と、色々と書き連ねて来ましたが、もし自分の大切な人が悩んでいたら、自己肯定感あげた方が良いとは言わずに、自分に自身がなくてもいいし愛さなくてもいいし悩んでてもいいしそのままでいいよ、ご飯はおいしく食べて良く寝よう。それだけで十分と言うと思います。

自分がメンタルダウンしたときもそう思います。
結局使わないんかいという締めです。

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!