Late cockingからの踏み込み脚の機能を足部から変える編
いつもトレーナーマニュアルをご購読頂きありがとうございます。
C-I Baseballの足部担当の須藤慶士です。
前回までのnoteはWind-up〜Early cockingまででした。
今回のnoteは『Late cockingからの踏み込み脚の機能を足部から変える』です。
投球時踏み込み脚が不安定なためにフォームが崩れるということはありませんか?インソールで動作改善をしてみませんか?
どの投球相でどのように崩れるのか?
足部評価と姿勢・動作評価ができると投球動作の、どのフェーズで崩れるのか予測できるようになります。
さらには、足部からのアプローチで投球動作の改善が可能にもなります。
今回のnoteは投球動作に対しての評価・インソールを記載しております。
今回のポイント
前回はWind-up〜Early cockingまでの足部について記載しました。
軸足が機能しなければもちろん踏み込み脚は崩れてしまいます。
今回からCIB noteをご覧になった方は前回記事を参考にしてください。
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■チェック項目
■姿勢・動作チェック
姿勢、回旋、歩行動作を評価します。
|チェックポイント
|姿勢:投球側肩甲帯位置、骨盤位置
肩甲骨:下制しているとEarly cockingで肩関節外転しにくくなり肘下がりにつながりやすい
骨盤:静止立位時に投球側への回旋・下制がみられるとLate cockingで骨盤回旋量低下しやすい(投球側距骨下関節が関係)
静止立位時に非投球側への回旋・下制がみられるとLate cockingでKnee-inがみられやすい(踏み込み側距骨下関節が関係)
|回旋:投球側回旋量、非投球側回旋量
投球側回旋量が大きい場合:Wind-up〜Early cocking安定しやすい
非投球側回旋量が大きい場合:Late cocking〜安定しやすい
投球側回旋量が大きい場合はLate cockingからの投球動作は不安定になりやすいと予測できます。
|歩行動作:歩行時骨盤・肩甲帯の下制量
ICで投球側肩甲帯・骨盤下制が大きい場合:肘下がりの傾向が予測できる
ICで非投球側肩甲帯・骨盤下制が大きい場合:Accelerationから骨盤の非投球側へのSWAYがおこりやすい
■足部チェック
|距骨下関節評価
踏み込み脚足部の過回内により内側縦アーチの低下や扁平足が起こると、踏み込んだ際に投球動作が崩れやすくなります。
まずは距骨下関節評価を行い、足部形態がどうなっているのかをチェックしましょう。
距骨下関節評価はこちらのnoteをご参照ください⬇️
■投球動作フェーズチェック
踏み込み脚は以下のような現象が起こると考えます。
2月4日の小林さんのnoteで述べられているものを以下に記載します。
小林さんnote⬇️
これらの事は足部の接地や状態により起こることがあります。
筋力低下や柔軟性も関係しますが、地面に接しているのは足部ですので動作チェックを行う際は足部の接地を確認してみましょう。
フェーズで考えられる事
|投球動作フェーズ距骨下関節肢位
Late cocking:距骨下関節中間位
Acceleration〜:距骨下関節中間位〜回外位
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