我が子が元気になってきたと感じる時に陥りがちな罠とは?
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私は常に、息子がどんな表情をしているのかが気になりました。
昨日より今日、今日より明日。笑顔が見える?元気になっている?
何も変化がないと、落ち着かないんですね。
いつもと同じ~は「何も良くなっていない」と勝手に思い込んでいました。
でも「早く元気になってほしい」と思うことが親の焦りかもしれません。
こういう時に限って、よけいな口を出したりして、お子さまにストレスを与えてしまいます。
親御さまがお子さまを待てない。小言を言ってお子さまを怒らせやすいなど、危ない時を事前に察してください。
お子さまのペースを待てる親になることで、お子さまの心がさらに安定する。
不登校が良くなる鍵となります。
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お子さまが元気そうに見える瞬間、親御さまはとても嬉しいと思います。
たとえば、泣くことが減り、笑顔が戻ったり、食欲が出てきたり、友達と遊びに行くようになったりすることです。しかし、ここで注意が必要です。
親から見た、「見た目だけ元気」かもしれません。
家で過ごす時間が増えた。「学校」という嫌なものから遠ざかったことで、お子さまは心のエネルギーを充電し、少し落ち着きを取り戻していきます。
しかし、心が落ち着いただけの状態は、これは表面上の変化であり、本当の意味での「回復」とは異なるかもしれません。
まだこれからエネルギーを溜め始めるのです。
ここで親御さまがお子さまを「元気」と捉えてしまうと、すぐに学校のことを思い浮かべてしまう。
家にばかりいる我が子は「このままでいいのか」と悩むことがあります。
ほぼ100%近い親御さまはお子さまが学校に戻ることを望まれます。
お子さまと、今すぐにでも学校の話をしたいかもしれません。
ですがお子さまは、今、学校の話こそ避けたいかもしれません。
家で過ごしている今、学校のない生活に慣れ、気楽に感じているから元気になってきたのです。
親御さまは、お子さまが「見た目だけ元気である」と気づけば、対応も変わってきます。
急かすこともなく、「まだゆっくりでいいよ」「慌てなくていいよ」というスタンスでお子さまに寄り添えます。
お子さまが心から元気を取り戻すには、親御さまが焦らず、お子さまのペースに合わせることが大切です。
お子さまが動こうとしないなら、手を差しのべなくていい。
お子さまが今、どうしたいか?が重要です。
「このままでいいのか?」と不安に思ったときは、深呼吸をして、現状を冷静に見つめ直してください。
お子さまが楽しいことだけに集中しているうちは、それが本当の元気かどうかを見極める必要があります。
お子さまが楽しそう=元気になった=やる気がある。という単純なものではないからです。
急がせない。
お子さまが自ら学校に行きたいと思える日を待つことが、最終的にはお子さまにとっても、親御さまにとってもベストな道かもしれません。
不登校は、その子のタイミングで動き出します。
見た目元気に惑わされないでね。
いつもあなたを応援しています。
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