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We Are the Worldがレコーディングされた日。

1月28日は、音楽史に残る名曲「We Are the World」がレコーディングされた日です。1985年、世界的な飢饉に苦しむアフリカの人々を救おうと、アメリカの音楽界を代表する45組のアーティストたちが集結しました。

発起人は、シンガーソングライターのマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー。彼らは、イギリスでバンド・エイドが「Do They Know It's Christmas?」をリリースし、アフリカ救済のためのチャリティ活動を行っていたことに触発され、アメリカ版として「We Are the World」を制作することを決意しました。

レコーディングは、1985年1月28日、ロサンゼルスのA&Mスタジオで行われました。スティーヴィー・ワンダー、レイ・チャールズ、ダイアナ・ロス、ボブ・ディランなど、錚々たるメンバーが一堂に会する様子は、まさに「音楽の奇跡」と呼ぶにふさわしい光景でした。

この日のスタジオは、普段の緊張感あふれる雰囲気とは異なり、参加者全員がひとつの目標に向かって心を一つにしていました。レコーディングは深夜まで及びましたが、誰一人として疲れた表情を見せることはありませんでした。

「We Are the World」は、リリースと同時に世界中で大ヒットを記録し、9000万ドル以上の寄付金を集めました。この曲は、アフリカの人々に対する支援の輪を広げるとともに、音楽の力、そして人間の compassion の素晴らしさを世界中に示すことになったのです。

あれから38年。世界では、貧困、飢餓、紛争など、解決すべき問題が山積みとなっています。しかし、あの日、あの場所に集ったアーティストたちの歌声が、私たちに希望を与え続けてくれるはずです。


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