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ドイツ移住から半年の振り返りとこれから

皆さん、お久しぶりです。
前回の投稿から6ヶ月もたち、年も明けてしまいました。

元旦から日本では大変な震災や事故があり、被害に遭われた方々に心からお見舞いもうしあげると共に、少しでも早く穏やかな日常が戻りますようにと祈っています。

私の話に入る前にどうしても書きたかったのですが、年始の日本を振り返り、やはり日本は素晴らしいなと再確認しました。

それは震災や事故があってからのJRなどの鉄道、航空関連機関の対応の速さ。そして正月返上で人命救助にあたる自衛隊を始めとした関連機関で働く方々や医療関係者の方々には本当に勇気を与えられました。

私は自分のやるべき事をやりながら、私にできることは何か日々考えたいと思います。
まずは家族のために毎日淡々と、ご飯を作り、仕事を頑張り、微力ながら寄付をする。
日本に一時帰国したら、石川にもまた行きたいです。私にもできる事を、できることからやっていき、大好きな日本に恩返しがしたい。

さて、ドイツに移住してはや半年が経ち、時間は穏やかなのに、本当に目まぐるしく色々な事が変わり、周りから見れば静寂のように見えたかもしれませんが、我が家にとっては怒涛の日々でした。

今回は毎月こんな事がありました、という誰のために役立つのか分からない振り返りと、今後について書いてみようと思います。

現在は無事にドイツの会社でフルタイムの仕事も見つかり、引越しもひと段落。子供達の保育園も慣らし保育が終わり通常運転の毎日が3年ぶり?!に戻ってきました。

ドイツでの仕事の事、子育て、保育園、生活などは後程別の記事でまとめていこうと思いますが、先ずは筆慣らしにお付き合いいただけるとうれしいです。

本当にここ半年は辛くて、次の日に目が腫れるほど泣いた日もあったのですが、沢山の方に前回の記事をいいねしていただけて、なんだか私は1人じゃないのかもしれないと、大袈裟にいうと心の支えになりました。本当にありがとうございます。

それでは毎月を簡単に振り返りたいと思いますので、良ければお付き合いください。

毎月のできごと

July 最高のお天気を満喫

ドイツの夏はとにかく日の出ている時間が長く、朝は5時くらいから?!夜は21時過ぎまで明るく、朝晩は涼しくなるので、暑さと湿気は苦手だけれどそういった日々に慣れている日本人にとってはとても過ごしやすい陽気が続きます。

日本のようにサクサクと家が見つからないドイツ。特に会社が集まる中心地近くの人気エリアでは、なかなか希望通りの家がすぐに見つかる事は稀。引越し先が見つかるまでは、2世帯住宅になっている夫の実家に居候させてもらいました。義理実家には素敵なお庭もあるので子供達は毎日のように庭で過ごし、週末は毎週お祭りや子供のイベントへと盛りだくさん。そのおかげでホームシックなく過ごしていました。

ただ、移住のタイミングでウィルス性の風邪にかかってしまった次女。体調不良とそれによるママしか受け付けない日々が続き、パン食にも慣れずで、ようやく終わりかけていた授乳を泣く泣く再会。長女は保育園のお友達と離れてしまった寂しさでよく泣いたり、ドイツ語が分からず、私とばかり話しているという悶々とした日が続きました。

Pfalzの美しい街並をバックに
庭で遊ぶ次女
ゴンドラハイキング。山頂にはヤギが沢山いて餌をあげられるんです。


August まだまだ暑い日が続く

8月はドイツで一番暑い月だと思うのですが、それでも寝苦しい!という日は1週間くらいで、あとは7月同様にとにかくお天気が良い。
ドイツにはあまりエアコンがないのですが、(というかあってもあまりつけない人も多く)日中の猛暑の中でも湿気がないので、命の危険性まで心配になることもありません。長い夏休みを取る人多く、みんなお庭のプールで泳いだりパラソルを広げてお茶をしたり、アイスを食べたりのんびり過ごします。
(本当にドイツ人は夏によくアイスを食べます!)

南ドイツは白ワインが特に美味しいのですが、キンキンに冷えたワインやシャンパンを夕食後に庭で飲みながら、21時過ぎまでゆっくり家族と話をしたり、読書をしたり。
とんでもなく暇でゆったりした時間なのですが、だからこそ日本ではあまり持てなかった、ゆっくり考える時間が取れた事は本当に良かったと今思います。
(その時は、あーなんて暇なんだ!日本だったら友達とご飯に行ったり、買い物だって行ける時間なのに!もったいない!と思っていましたが。)

娘たちはだいぶドイツに慣れ、祖父母ともコミュニケーションを少しずつとり始めました。でもまだ日本語優位。
長女は2週間、毎日水泳教室に参加、親の見学はNGでどんな事になってるか分からなかったのですが、水と泳ぐことの基礎を教えてもらったようで、ありがたい機会でした。
私は、VISA取得のためエージェントを通して書類を提出し、外国人局の予約を取ろうとしていましたが、1ヶ月たっても予約が取れる見込みなく焦り始めていました。
(コロナがあり、そして今ウクライナなどの移民も受け入れている状況なので、ドイツの外国人局はどこもパンク状態。2024年2月9日現在)

8月はフランスに買い物に行ったり、シュトットガルトに住んでいる日本人の友達が家に招待してくれて、子供達と一緒に泊まりに行ったり。日本語で誰かと話す事がこんなに自分を癒し、リフレッシュさせてくれるなんてそれまでは気づきませんでした。

夏のドイツは美味しい食べ物が沢山!ある日の夕食はフンギとクヌードル。
美味しい南ドイツの白ワイン
歩いて行ける親戚のお家のプールで遊ぶ子供達。毎週3回はお邪魔していました。
フランスに行くと必ずチーズ、パテ、フランスパンをスーパーで購入。何故こんなにも美味しいのか!
フランスに行くと毎回夕食はエビのガーリック炒め。
シュトットガルト散策
友達も子供達がいるのに毎回美味しいご飯を作ってくれます。ビビンバにお味噌汁、美味しくて涙。


September  幼稚園の始まりと仕事が決まった

9月は大きな出来事が2つほどありました。
先ずは、夏休みが終わりついに長女の幼稚園がスタート。保育園が決まるまでの借りとはいえ、ドイツのお友達と過ごす時間ができるのは親としては少し安心。
幼稚園は毎日8:00から14:00まで。9月はなかなか言葉も上手く話せず、友達と意思疎通もうまくいかず、幼稚園に行きたくないと毎日のように言う日々でした。

またもう1つの出来事は、7月から本格的に始めていた仕事探し。いくつかプレゼンテーションや面接を受け、ついにとあるポジションのオファーをいただく事ができました。
私は幸いドイツと関連がある企業で働いていたため、ドイツ本社への異動という形での復職となりました。(本当に私は運がいい!笑)
転職活動については、大体の企業が一緒だと思うので、準備した事ややった事など詳しくは別の記事でまとめたいと思っています。

3ヶ月が経とうという時でしたが、まだ外国人局の予約がとれずVISAはもらえませんでした。旅行以外でドイツに来られる方で、私のようにハラハラな毎日を過ごしたくなければ、できれば日本の大使館で手続きを済ませて来るのをオススメします。

義母の誕生日は、義母が焼いたケーキをお庭でいただきました。美味しい〜!
9月もまだまだ暑いですが、空が高くなって来ました。なんだか日本の秋を思い出すな。
庭になったイチジク。毎日食べ放題。秋も美味しいものが沢山のドイツです。
道端に素敵にカボチャが飾ってあったのですが、これ売り物でした!笑
おでかけやカフェの際、塗り絵、LaQ、iPhoneはドイツではあまり必要無くなった長女。
幼稚園は毎日自転車で通います。
まだまだ暑いので、鹿肉を食べて英気を養います。
日本からの友達の誕生日会に参加。
家探しスタート、一目惚れした窓と風景。結局ここには住まないけれど、毎日この景色が見られるなんて素敵!


October  まさかとホームシックが重なった10月

ドイツに来て、4ヶ月も経ってくると今まで全くなかったホームシックがいよいよやってきました。これは、義理実家に居候し、車もろくに乗れないため街やカフェに自由に外出ができない事、友達や日本の家族と会いたい時に会えない事、そして日本食が無性に食べたくなってきてしまったためでした。

1週間のアメリカ出張から帰ってきた夫が体調が優れないと思うとなんとコロナにかかっており、それからまた1週間の隔離生活。ストレスも、疲れも、ホームシックもマックスの私は常にイライラ。誰にもこの気持ちをぶつけられず、子供達が寝静まった夜中にひたすらノートにイライラやモヤモヤした気持ちを書いていたら涙が止まらなくなりました。そんな時は、やれやれ本当に心の底から疲れてしまったな、、とVoicyを聞いたり、大好きな漫画を読んでひたすらその世界に没頭する事を心がけていました。そして水星が逆行中だと知れば、全てはそのせいとだ!と自分に言い聞かせました。(都合よく占いにも頼ります。笑)

それまで何の動きもなかったVISAですが、VISA無しだと仕事が始められないとの事で、仮VISAが発行されました。(でもまだVISAは発行されないんですよ、、どうしちゃってるのドイツ‼って感じです。︎)
私の今までのドイツの印象は、整理整頓、規律、厳格、骨太!だったので色々な意味で期待を裏切られたり、日々アップデートされています。
でもその度にイライラしていてもしかたないので、私は今、私の中のコンフォートゾーンを日々拡大中なんだ!と思うようにしています。笑。

義母の誘いでLA BOHEMEを観に行きました。なんと日本人の方が3人も出ていた!感動しました。
週末にワインのお祭りへ。車が停めてある場所ももちろんワイン畑。
ワイン祭りで売られていたかわいいカボチャ。
私の大好物、結婚という名前の食べ物。野菜とお肉を1日煮込んで作ったスープは絶品です。
コロナだと知らず、凧揚げをする出張直後の夫と娘達。この後、我が家に激震が走ったのは言うまでもなありません。
長女作、ハローウィンパンプキン
プファンクーヘン。ミートソースを中に包み、コールラビのクリーム煮を添えて食べる、子供も大人も大好きなしょっぱいパンケーキです。



Nobember ついに仕事が始ま

11月、ついに仕事が始まりました。
私は人に気づかれないけれどとても人見知り。なんなら1回会った人でも自分からは何を話していいか分からなくなってしまうような2度見知りでもあります。でもそんな事言ってられないくらい色々なミーティングに参加しては、自己紹介をする毎日。

仕事復帰して早々、試練もやってきました。私の1泊2日のオフサイトワークショップと、夫の2週間の日本出張がかぶってしまい、、子供達、特に次女は初めてママがいない夜を祖父母過ごすという日もありました。
祖父母協力のもと、なんとか月末まで走り切りましたが、やっとたどり着いたという表現がしっくり。綱渡り感半端ない感じは日本にいてもドイツにいても、フルタイム夫婦には訪れる試練なのでしょうか。
多分私が仕事復帰したばかりという事も大いに関係していると思いますが。

そしてついにコンテナ(日本から船で送っていた全ての荷物)が届き、本格的に生活の基盤を新居に移しました。ただ、引越し先では長女の保育園が12月からしか空きがなかったため、長女は祖父母の家に引き続き1人で下宿してもらい、週末に私たちが会いに行くという生活をしていました。長女には本当に寂しい思いばかりさせてしまっていて、胸が苦しかったこの11月。そんな私たちの気持ちを悟ってか、いつもニコニコ元気にしている長女でしたが、たまに見せる寂しそうな顔を私は見逃しませんせした。

ラテーネというドイツのクリスチャンのお祭り。夕方から夜にかけて子供達は歌を歌い自分達で作ったランプを持ちながら街を練り歩きます。
仕事始め、初めての出社の朝の空。ただただ美しい。
初めて新居で作ったのは焼きそば。インダクションヒーターでフライパンが使えないというハプニング発生で、急きょル・クルーゼで作りました。笑
Nagareという日本料理屋さんへ。前菜からお寿司、メインデザートまで最高に美味しかった!幸せな夜でした。
長女が描いた絵の裏にお手紙を書いてくれていました。だんだんひらがなを忘れてきてしまった彼女、この手紙を一生懸命書いている彼女を想像し、胸が苦しくなりました。
初雪!びっくりするほどの大雪でしたが、本当に綺麗!



December クリスマス休暇スタート

怒涛の11月が終わり、12月に入ったとたん皆んなびっくりするほどホリデーモード。だいたい2週目からは皆んな休暇に入り、3週目に仕事していたのは有給が5日しかなかった私と上司くらいでした。

長女は12月から新しい保育園がスタート。次女と同じ系列のバイリンガル保育園で、1日おきにドイツ語、英語と保育園で使われる言語がかわります。最初は英語の日に戸惑っていた長女ですが、さすがお供達作り天才。さっと仲の良いお友達もでき、保育園の音楽や体操のプログラムもやりたいと毎日本当に保育園に行くのが楽しみな様子なので親は一安心。

そして本当にドイツに引っ越してきてからも頑張り屋さんだった長女。この半年、きっと彼女が1番寂しい思いをし、1番チャレンジし、そして1番成長したなと感じる事ばかりでした。
こうやってどんどん遠くにいってしまうのかな、、なんて少し寂しく感じる事もありますが、どんどん大きくなる娘達の背中を見送るのも悪くない気もします。
だから私も娘達に負けないくらい、毎日をハツラツと楽しみたい。

これだけはだれにも負けない!なんて特別なものはなにもないのですが、それでも人生は楽しんでいいんだよ、という姿を見せられたらなと思っています。日々生活していれば、嬉しい事やうまく行く事ばかりではありません。でも人生楽しむのも悪くないよって姿を娘達に見せられるように頑張りたいと思います。
それがこれから10年くらいかけての私の大きな目標!

ファーストアドベンツの日。今年は近くのクリスマスマーケットでアドベンツクランツを購入。
クリスマスマーケットに行くと、ワッフルとグリューワインと、ランゴッシュを食べるのが我が家のお決まりです。
サラミみこんな感じに売られてます。
皆んな大好きチャーハンな夕食。
長女と、バレエ、くるみ割り人形を観に行きました。
シュトットガルトのクリスマスマーケット1
シュトットガルトのクリスマスマーケット2
クリスマスイブは、子鹿をありがたくいただきました。美味しかった。
クリスマスの夜は義弟の家でディナーでした。
保育園のクリスマス会でつけてもらったシールをとても大切にしている可愛い次女の手。
ドイツはサンタさんではなく、クリスキントという妖精達がプレゼントを運んできます。
義実家にもクリスキントが来ていました!
年越しは街中で花火があがります。本当に圧巻です。我が家も子供達がいるので早めに花火を上げました。
年越しはシャンパンで乾杯しました!

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