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ささいな返信と、夫婦と
結婚して9年目に入りました。
私は10年前から抱えている病気があるので、些細なことで気持ちが右往左往して、あちらにぶつかったり行き止まりに填まってしまったり。
本日、日曜日もまた、その迷走が始まってしまいました。
小さな子どもがいるので、朝の身支度などは手伝います。
夫が息子と一緒に、朝ご飯のおにぎりを作ってくれていたので、その様子を何となしに見つめていました。
「あ、もう無理だな」
ふと、そんな感情がふわっとわき上がってきました。
寝室のベッドに一直線、布団をかぶり眠気がくるのをひたすら待ちます。
眠ってしまえば時間が経つから。元気を取り戻しているかもしれないし、そうでなくても辛い時間をやりすごせる。
寝込んでしまえば、夫が1人で息子のお世話をしてくれます。
それが分かっているから逃げられる。
1日中家にこもっているのは難しく、また、楽しくもないので、夫と息子はお出掛けをしてくれました。「かか(私)も一緒がいい!」との声に申し訳なさを感じるも、体も心もついていかないのです。ごめんね。
2人が出掛けて1人になると、鬱々とした気持ちがさらにもくもくと膨れ上がってきました。一生懸命生きている皆様に本当に申し訳ないのですが、しゃぼん玉のようにパチンと弾けて消えてしまいたい。
夫にメールをしました。辛くなったときに気持ちをぶつけられるのは、夫かTwitterで知り合った方たちです。
ただ、夫には何度も同じような気持ちを吐き出しているので、もう嫌な気持ちにはさせたくないという思いもありました。でもつらつらと書いて送ってしまう。
程なくして、夫から返信がきました。というよりは、画像が。
![](https://assets.st-note.com/img/1731823080-9P1z2cpNlaR6yBrFegDo5UVi.jpg?width=1200)
おもちゃは通常数種類あって、何がもらえるかわかりません。ですが、今回ならば全5種類分、5つのハッピーセットを買うと全種類のおもちゃがもらえます。
ふふ、夫と息子2人で5つのハッピーセット買っちゃったんだ。食べちゃうんだ。わんぱくだなぁ。かちこちだった心が少しだけ柔らかくなりました。
私の苦しさに対する返信ではなくても、心を軽くしてくれる言葉や伝え方を夫は知っています。
この文章を書いている今は、部屋の窓を開けて外の空気が吸える。
でーでー、ほーほーと鳴く鳩の声にも耳を傾けることができます。
すぐにまた辛い時間がやってくるかもしれないけれど、夫の優しさ、マリオ達、ありがとう。