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【旅blog】ベトナム統一鉄道の旅 2
機内で出会った女性とはまた明日の夜
ご飯を食べようと約束して、空港で別れた。
食事の場所は、2人とも行ってみたかったという意見が一致して、高層ビルの屋上からホーチミンの街を見渡せるというスカイバー「Chill」に決めた。
連絡手段もないので待ち合わせは「Chill」に18時。時間と場所だけを決めて約束するなんて携帯電話のなかった小学生の時以来ではないだろうか?
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その日、ホーチミンのホテルに着いたのは夜の21時頃だった気がする。
ホテルのあるブイビエン通りは旅行者たちで賑わっていた。
私のホテルはメインストリートに位置しており、周りは爆音でクラブミュージックが流れていた。
夜ご飯を食べようとホテルの外に出ると
ホテルのボーイが追いかけてきた。
「Hey,Hey!!Dinner??」
私が頷くと彼はついて来いと言って
肩を組んでずいずいと歩き出した。
たどり着いたのはバイク置き場で、ボーイは自分のバイクを出すと座席部分をぽんと叩き、雰囲気で「乗れ!」と言っていた。
ホーチミンに着いたばかりの私には全くわけがわからなかったが、そういう時は流れに身を任せてみようと思った。 ひとり旅を楽しむとは、こういう事のような気がしたのです。
ボーイはバイクをフルスピードで走らせる。
小雨が降っていた為、私の顔には雨粒がビシビシとあたり、目を開くのに苦労した。
街はライトアップされていて綺麗。
最後にたどり着いたのはサイゴン大教会。
その後、ボーイとホテルに戻ると
飯を食おうということである店に入った。
もともとそういう予定だったのではという思いが喉元まで出ていたが、流暢に英語も話せないのでそのまま呑み込んだ。
言葉が使えないって不便です。
飯を食おうと言いながらも着いた店はバーで、
メニューはビールとナッツくらいしかなかった。
私とボーイはビールを飲み、ナッツを食べた。
店の女の人は胸を強調した服を着ている。
もしやここは風俗店!?と思ったが、特に勧誘されることもなく、しかもボーイは何も言わず帰って行った。
謎です。
そして、ベトナムでの初めての会計だったのでレートを考えずに料金を払ってしまったが、ホテルに戻って日本円に換算してみるとビール3本とナッツだけで5,000円だった。
軽いぼったくりではないか。
ボーイは何がしたかったのだろう。
ただ、街を見せたかったのだろうか?
ホテルのサービスなのだろか?
そういえばアイツ、一緒にビール飲んでたくせに金払ってねぇ。料金にアイツの分も含まれてんじゃねぇか。
くそっ。
なんなんだこの街は、
今でも意味不明だ。
その日は疲れていたのか、ホテルに帰ってから私は泥のように眠り込んだ。その間もクラブミュージックは依然として流れ続けていた。あぁ、うるせぇ…
つづく…
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