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学びは、つづいていく。

コンビニの複合機の前にしばらく立っていた。後ろに人が並んでいないことにホッとしながら、数百枚の用紙が束になって重なっていく様子をじっと眺める。白黒印刷1枚10円、カラー印刷は1枚50円。欲を言えばカラーがいいのだけれど、5倍の値段にため息をついて白黒を選んだ。

印刷しているのは、バトンズ・ライティング・カレッジ(バトンズの学校)で提出した最終課題のフィードバック。PCやタブレット端末で読むこともできるけど、やっぱり紙で読みたい。出力するとき、一度の印刷量が100枚以上の場合はコンビニの複合機を利用させてもらう。(カラー印刷は諦めちゃったけど)そこにお金を惜しみたくない気持ちがある。学校のコンセプトである「1000枚のフィードバック」をあっという間に超えていったなあと、どんどん複合機から出てくるコピー用紙を見つめながら思った。

今日は、バトンズの学校の最終講義だった。課題に必死に食らいつきながら過ごした、あっという間の半年間。「終わらない」と泣きべそをかきながら、徹夜をした日もあった。自分の取材不足を痛感して、フィードバックから逃げたくて、「ぬああああああ!!!」と奇声を上げたくなる時も正直あった。そうやって心がしぼんだ瞬間も確かにあったけれど、何とか一つの区切りを迎えられた。それは嬉しい。けど同じくらい寂しい。

最終講義を迎えたから「はい、終わり!」ってなるわけでは全くない。むしろ、これからだ。この学校で受け取ったのは、未来の自分を形作るための肥やしのようなもの。これを腐らせるのか、糧としていくかは、いかにして自分が学び続けられるか、いくつになっても取材者でいられるか、に懸かっている。学校で、特に身をもって思い知らされたのは、やっぱり「学びは取材であり、取材は学び」ということじゃないかと思う。

改めて学校の公式サイトのリード部分を読んだら、「自分を変え、10年後の世界を変えましょう。」とあった。半年前より、ずっしり響く一文だった。そもそも自分を変えるためにやるべきこと、一体いくつできているんだろう。できていないことの方があり過ぎて、どこから着手すればいいんだ? と迷い箸状態になってしまっている。よろしくない。無作法なのでやめないといけない。とにかくまずは、フィードバックを読むこと(過去回も改めて)、noteを毎日書き続けること。しんどいけど、少なくとも1年は……!

自分を変えるのは、まだはじまったばかりだ。

受講生32人の中の一人になれたこと、本当に、本当に、幸運でした。皆さんに恥ずかしくない自分でいられるようになりたいです。そして最終講義で古賀さんが、「みなさん全員のことが大好きになった」と断言してくれて、内心で「オレモー!」って叫んでました(笑)。「仲間」が欲しいという理由もあって応募したので、叶ったなあと思います。これからも、どうぞよろしくお願いします!

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のん
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