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自分に風穴を開けたくて。

去年の11月から12月頭にかけて、3回占いを受けました。30分以上のがっつりした占いで、それぞれ占い師の方も違う。アプローチもさまざまで、西洋星術、霊視、タロット、姓名判断……と三者三様。ちゃんと受けたのはこの時が初めてでした。

占いを受けたいと思ったきっかけは、突如ふって湧いてきたある悩みがしばらく頭から離れなかったことです。3回も受けたのは、結果に納得がいかなかったわけではありません。結果について、ここに詳しく書くつもりはないけれど、それぞれのやり取りの中に被る内容があったり、点と点が繋がる瞬間があって。それは純粋にワクワクする体験でした。受ける瞬間こそドキドキするけれど、その緊張は結構最初がピークで、だんだん非日常な体験に魅せられていきました。

いま思えばたぶん、自分の中で言語化が追いつかない感情やできごとに、名前をつけたかったんだと思うんですよね。できるだけ、私のことをまだ知らない、ちょっと遠い人に。なんでも話せる家族や友人より、時おり、これまで接点が無かった人からのことばが自分の中にストレートに届くことがある。「私のこと、そんなに知らないのに」とおどろきながら。

そういえば偶然、2021年12月4日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』で、2人が「なぜ人は占いに行くのか」みたいな話をしていたのを聴きました。あーだこーだ2人が話したあと、最終的に若林さんが「自分の中に風穴を開けたいから、占いを受けるのかもなあ」というニュアンスのことを言っていて。

自分の中に風穴。

すとーん、と腹落ちする感覚がありました。ああ、そうだなあ、と思わず膝を打ちたくなった。言葉が追いつかない感情や、八方塞がりな状況を変えたい。風穴を開けて、自分の中に余白を作りたい。だから占いを求めたんじゃないかなあ、とハッとしました。

ちょっと前に、「この前1ヶ月くらいの間に3回占い受けてみたんだよねえ」と友人に言ったら、「さ、3回!? なんで!?」と驚かれたのを思い出して、改めて「なんでだったんだろう……」と見つめてみました。まあシンプルに、おもしろいです。受けてみると、ちょっと日常から離れて、自分に風穴を開けてもらえるかもしれない言葉や思考のプレゼントをいただけるんじゃないかなあと思います。

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のん
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