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紙の手触り

日曜日に、はじめて『市谷の杜 本と活字館』へ行った。

SNSで、この施設で開催されている企画展『ようこそ魅惑の書籍用紙の世界』(会期:2024年10月19日~2025年2月16日)が素晴らしい、という投稿を見かけたことがきっかけ。

ポスターのイラストがかわいい。妖精たち

その投稿を見るまで、施設そのものの存在も知らなかった。「市谷」とあって、すぐ市ヶ谷駅が最寄りだろうと想像が付いたけれど、そんなところあったっけ? と不思議だった。学生時代、同駅が最寄りの児童書の出版社でアルバイトをしていた時期があったし、ニアミスくらいしていそうなのに……と思ったら、誕生したのは2020年11月だった。学生時代には、そもそも存在していなかったのだ。

市ヶ谷駅から歩いて10分くらい、DNP(大日本印刷)本社のすぐそばにある。「DNP」とあるビルに向かって歩くとわかりやすい。駅からだと、けっこう急勾配の坂を上るので、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめ。行くまでの間、思ったより人通りは少なかった。日曜日だから、会社員や大学生が少ないからかもしれない。

企画展はタイトルの通り、書籍用紙にフォーカスしたもの。なんと61種類もの見本紙をセレクトして(全種類でもOK)見本帳として持ち帰ることができる。しかも無料で……!

61種類の用紙がずらっと! 減り具合が異なるのも気になる

わたしは全種類セレクトしたものを製本してもらい、持ち帰らせてもらった(余談だけれど、ZINE制作の参考になればいいなあとも思っている)。

スタッフの方が製本してくれる。この機械は今回の企画展のために普段は仕舞ってあるものを用意したそう

実際に用紙の手触りを確認することもできて、紙の本に愛着がある人ならば楽しめる展示だと思う。“紙”っていいな、一生残ってほしいな、と思わずにはいられない。

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のん
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