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食事の記録を見ていたら、あんパンが恋しくなってきたけれど。

28。iCloudのメモ帳のフォルダ「食事の記録」に保存してあるメモの件数だ。一つのメモに1か月分、朝昼晩で自分が食べたものを記載している。28、ということは28か月分=2年4か月分ということ。ダイエットがきっかけで始めたけれど、ずいぶん続いているなあと我ながら感心してしまう。

2年4か月前、ジムに週2~3回のペースで足を運んでいるのに、体重に変化がないどころか増加傾向にあった。「ジム辞めちゃおっかなあ」とぶーたれていたところ、栄養士の資格を持つ母に「食べ物、気にしていないでしょう。特にランチ。絶対そこを改善すれば痩せるよ」と指摘され、食生活を生まれて初めて見直すことにした。

どう気にしたかを書くと長くなってしまうので今回は割愛。

2年以上前のメモを眺めていると、明らかに普段の食生活と関連性のない食べ物が出てくる。たとえば、「シズヤパン」と書いてあると、ああ、この数日前に私は京都にいたんだなあとわかる。コロナ禍になる前は、年に1回京都へ旅行へ行っていた。

「シズヤパン」はあんパン専門店「SIZUYAPAN」のあんパンのこと。京都駅にお店があって、帰りの新幹線に乗る前によく立ち寄っていた。抹茶味が好きな私は、「MACHA OGURA」「MACHA」や「KOI MACHA」を必ず買う。しっとりした生地に包まれた餡が美味しい。

ただの記録かと思いきや、読み返してみると単語一つでもスイッチになって、記憶が呼び起こされる。1年以上食べられていない。お取り寄せもあるし、頼んでしまおうかな。……と、考えてみたけれど、最近1年前に減量に成功したのに、ゆるやか~な増加傾向にある。今年1月の記録を読み返していたら、たまに朝食の欄に「味噌汁」とだけ書いてあり、なんの具材かがさっぱりわからない。これでは記録の意味がない。……気が緩んできている自分のことが、「味噌汁」のひと言だけでわかってしまう。あのあんパンは、しばらくお預けかなあ。目に見えるって、時々つらい。

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のん
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