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圧倒されていたことにあとから気づく
幸運にも、『冨樫義博展』に行くことができた。
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主に「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」の三作品に焦点を当て、それぞれキャラクターやストーリー、設定、描写の4点を基本に展示原稿がセレクトされている。かなりの近距離で、原画やカラーイラストなどを観察することができた。線一本一本の細かさに息が止まる時間だった。
観終わったあと、会場を後にして駅に向かう。地下鉄からJRに乗り換えようとした時、一気にどかっと疲れて、お腹が空いて、ちょっとびっくりした。
これは何なんだろう。人混みの中にいた疲れもあるけど、それとは別のなにか。作品のパワーに後から圧倒されたみたいで、不思議な感覚になっている。「お前はもう死んでいる」じゃないけど、すでにやられていて気づいた時には遅かった、みたいな。
展示会をまわりながら終始頭の中でチラついてきたのは、分析、分解、観察。エネルギーに満ち溢れた作品ってそれに関する眼差しが隅々まで行き渡っているけれど、それがもう、圧倒的だった。
展示されていた解説文の中に、「確かな基礎があるからこそ成り立っている匠の技」みたいなニュアンスの言葉があった。揺るぎない基盤が、先生の作品を支えているんだ、と思った。
今日は深い眠りにつけそう。
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図録を手に入れることができたので、じっくり読みたいです。
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