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いつも違う朝

15分ほど寝坊をしたのに、普段通りの時間に家を出て、いつもの電車に乗った。いつもより少しはやく起きたのに、家に出る時間が遅れ、いつもの電車に乗れなかった。

そんなことが続けて起こった。通勤の電車自体は、いくつか手段があるので、いつもの時間、そして路線の電車に乗り損なってもなんとか出社時間に間に合わせることはできる。

前者の寝坊したパターンは、アラームに不備があり時間になっても音が鳴らなかったのが要因。目覚めたとき、休日のような感覚に戸惑ってハッと気づいて飛び起きる、そんな冷や汗ものの朝だった。

大慌てで着替え、メイク、朝食……と準備を進めたら、結局朝食の時間で普段と同じ流れに帳尻が合った。

いつもより15分遅く起きても良いってこと? とおもったけれど、そういうことでもないんだろうなあ。

後者は出社したあと、遠方へ出張に行く日だった。宿泊もするので、荷物が通常出勤よりも時ちょっと多くなる。念のための荷物チェック。気まぐれで普段ほぼ全くつけないやや特殊なカタチのピアスを付けていこうとしたら、そのやり方にやや手間取ったり……。

そういった普段とは違うこと、慣れないことの積み重ねの結果、いつもよりも時間が押した。それが乗りたい電車に間に合わなかった理由だと今なら冷静に振り返ることができる。

いつもと同じ朝なんて存在しないんだなあと、書きながらそんなことをおもった。

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のん
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