諸行無常のハッシュタグ。
「おしゃピク」という言葉を今日初めて知った。「おしゃれピクニック」の略で、弁当や敷物、オブジェなどの小物を使っておしゃれな写真の撮影を楽しむアウトドアとのこと。そういった小物をレンタルできるお店もあるようだ。4年前に韓国で流行り、いま日本でブームが来ているらしい。
ためしにインスタグラムで「#おしゃピク」と検索してみると、なるほど確かに公園でレジャーシートを敷いて、友だち2人ぐらいでピクニックを楽しむ様子を切り取った写真がたくさん。秋冬の装いが目立つ。
コロナ禍だから、換気を気にしないで済む外で、いかに楽しめるかが重要なのかもしれない。
当然だけど、4年前、自分がまだ学生だった頃にはなかった文化だ。もし当時おしゃピクが流行っていたら、きっとやってみるんだろうなあと思いつく顔がチラホラ。私はやるかどうか断言できない。誘われたらやるだろうなあと妄想する。
それにしても、このおしゃピクは元を辿れば韓国から輸入されたトレンド。本当に流行の最先端なるもの(特に女性向け?)は、韓国からが目立つんだなあとしみじみ感じてしまう。
曖昧な記憶だが、たしか2018年くらいに読んだインタビュー記事で「インスタグラムでハッシュタグを検索するとき、ハングルを使う」と話す女性のモデルさんがいた(たしか横田真悠さん)。それは国内の情報を調べる時でも使う、と。
その視点はなんだかとても新鮮で、一時、国内の都道府県、市町村をハングルに翻訳してインスタグラムで検索するのが密かなブームだった。
実際に検索してみると、思いもよらぬお店やアイテムが並ぶ。何をオシャレに思うのか?可愛いと思うのか?、その感覚にちょっとした違いがあったり、なかったり。その差異を知るのが楽しかった。
今はコロナ禍の影響で韓国からの観光客が減ったこともあるのか、あまり最新の情報を得られくなった。それと、日本人のユーザーがハングルのハッシュタグを使っているのが多く、判断が大変で、検索はやらなくなってしまった。
ハッシュタグは当分世の中から消えることはないんだろうなあ。あの記号に続く言葉はどんどん更新されて、もう一分一秒単位で浮かんでは消えていく。何もかもについて行く気は全然ないけど、出会うたびに楽しんで行きたいなとは思う。