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【アンリミ】AFネメシスは制限食らってもまだまだ強い

始めに

ZZZです。
今回は加速装置の制限により弱体化を受けた、DOCアディ後アンリミAFネメシスの解説をしていこうと思う。

まだ今環境のAFを触っていない人に向けてのデッキ紹介とし、AF初心者への導入という形もとっている。
だが「制限前後の変化」以降の内容は、ある程度慣れている人にも参考になるところがあるかもしれない。

デッキ概要

とりあえず構築。ジェネシスAFを軸にした、所謂種類型がベースになっている。
加速の制限に伴いソリティア的な動きはしにくくなったが、カード一枚一枚、特に解放とジェネシスの強力さは健在だ。

ずばり、今環境でAFネメシスを使う理由は何か。強いから。それに尽きる。

狂乱ヴァンプと並ぶかそれ以上のデッキパワーを持ち、純粋な強さではこの2つのデッキが頭一つ抜けて高いと感じている。
加えて現環境は狂乱ヴァンプに対策が寄っているため、AFネメシスは今最も勝ちやすいデッキと言っていいだろう。(もちろん、安息ビショップなどの対策デッキが流行した場合はまた話が変わる。)

環境デッキとの相性は

秘術ウィッチ:有利
ラストワードネクロ:有利
狂乱ヴァンプ:五分
教会ビショップ:微有利

といった印象

AFネメシスについて

今回初心者向けということで、AFを全く知らないという人にも向けて解説を行う。予備知識のある方は適宜読み飛ばしてほしい。

加速制限前のAFネメシスは主に純型と種類型に大別された。

純型はよりソリティアに寄った型である。加速解放による爆発的デッキ回転からのotk等を狙う。
歴史も長く、AFと言えばこちらを思い浮かべる人が多いだろう。

種類型はDOCにて生まれたデッキタイプで、ミッドレンジ的性質も持つ。盤面の形成からフィニッシャーまでこなす強力カード、ジェネシスAFを最大限に活かしたデッキだ。
今回解説するデッキはこの種類型である。

種類型AFについて

キーカードはこの2枚。解放とジェネシス。

解放は書いてある通り。1コストなのでAFを1体出すだけで実質0コスト1ドロー、後はAFを出すほど爆発的にアドバンテージを稼ぐことができる。

ジェネシスはファンファーレ効果と進化時効果を持ち、それぞれ役割が異なる。

バトルで先に使うのが進化時効果であり、出てくるガード、ディフェンスAFは優秀な守護フォロワーである。これにより盤面を有利にしつつ、ファンファーレ効果に必要なAFの種類を稼ぐ。

ファンファーレ効果で手に入るキャノンAFはフィニッシャーにあたり、これを用いた怒涛の攻めでライフを削りきる。他のカードと組み合わせればotkを狙うことも可能だ。

またこの2枚は極めて強いシナジーを持ち、基本的には合わせて使う。

解放→ジェネシス→進化、とプレイすることで実質2コストで3体のフォロワーを展開しつつ3枚ドロー。これに回復したPPでシオンを打つ、解放ジェネシス進化シオンが基本ムーブであり、完成盤面は、
6/9, 3/5, 5/3
となる。解放発動中のため他のAFもくっつけやすく、例えばスピネアクセラがくっつけば3/3が追加される。

その後はAF6種類破壊を達成しキャノンAFを獲得、リーサルを狙う。6種類と聞くと大変そうに思えるかもしれないが、ジェネシス進化だけで3種類は稼げるので意外と簡単だ。

リーサル時もキャノンAFや、そのバーンダメージを上げるためのAFなどAFを多用するので、ここでも解放と組み合わせたい。加速でもいいが制限なので、どちらかは引きたいといったところ。

大まかにこんな感じだが、詳しくはこーめい氏のnoteを参照してほしい。加速制限前の記事ではあるが、基本の考えは大いに参考になるだろう。

以降、こちらの記事を元に制限で何が変わったのかを解説していく。

制限前後の変化

元々AFを触っていた人ほど加速の重要性は身に染みているだろう。キーカードの一枚である加速が抜けた穴は如何様にして埋めればよいのか。
特別なことは何もしなくていい。
確かに加速の抜けた穴は大きいが、ジェネシスという新たな支柱を得たAFネメシスが破綻することはなかった。デッキとして機能するのであれば、下手に代替カードを入れてパワーを落とすより、単に強いカードを入れるほうが強いデッキになる。

しかし実際にどの様な弊害があるのかというと
・狂乱ヴァンプなどの序盤の展開を捌きにくくなった。
・骸ネクロなどの極端に強力な盤面に対処しきれないケースが増えた。
・リーサルを取るのが難しくなった。

一つ目については、並のアグロであればジェネシスの力で有利を取れるため、問題になるのはやはり狂乱ヴァンプである。
専用の対策(モデスト、破壊の愉悦等)をするか、あるいは割りきることとなる。まあ加速引くか、回られなければ勝てるし。

二つ目は種類型AFが元々やや苦手としていた分野で、加速の制限でさらに浮き彫りとなった。
相手より先に強力な盤面を作るなどして牽制したい。
強盤面に対してはミリアムの裏目を作れることは覚えておくこと。

三つ目は前述の通り、リーサル時に加速か解放どちらかは欲しいため。以前は残り続ける加速があるからよかったが、今はよりシビアになった。
リーサル時のプレイが難しくなったのはもちろん、一ターンのリーサル比重を軽くするプランニングや、解放のキープが重要だ。

逆に良くなったところもある。
加速の制限により種類型AFがこれまでやや苦手としてきた純型AFがほぼ絶滅。これによりそれまで評価の芳しくなかったカードも再評価の機会を得た。
メカニカルガンナー、多腕のAFなどがそうだろう。

AF6種類破壊について

ジェネシス等の効果の起動に必要なAF6種類破壊だが、それについてプレイ、構築時に自分が意識している考えを紹介したい。

6種類破壊の基本は「ジェネシス3種+その他3種」、さらに言えば「ジェネシス3種+アナライズ+スピネ+その他1」である。
基本的にはエンシェントかララミアを破壊する。

これはメインプランにおいてスムーズな破壊が行いやすいカード達で、闇雲にデッキ内のAFの種類を増やしたところで6種類破壊の達成は早くならず、むしろ遅くなることに構築の際は注意する。

しかしデッキ内のAFの種類を増やすことに意味がないのかというとそんなことはなく、安定感の向上には繋がる。

先ほどの基本は飽くまで理想であって、実際にはいくらも不慮の事態が起こりうる。
例えば消滅や、スピネや同調のボトム落ち、相手が破壊してくれない等。

そのためデッキ内のAFの種類数には若干の余裕を持たせるべきで、7~8種類(ジェネシスの他に、4~5種類)程度の採用がちょうどよい。

カード解説

制限後に優先度が上がったカードとして、以上5枚を紹介する。

メカニカルガンナー

1/1/1で手札を減らさずに展開できる時点で優秀。しかもキーカードのジェネシスをサーチできる。

個人的には今環境かなり評価が高い。雑に切って損することがほとんどないのが好感触。

ただしララミアや多腕はもちろん、ジェネシスも次のドローに直接繋がるカードではないので、ドロソに換算する場合は少し注意。

以前は盤面を埋めることがデメリットなんても言われたが、加速制限に伴いソリティアムーブは減ったのであまり気にならない。

特に工夫をしないのであれば2枚程度の採用がバランスよく感じたが、サーチ先であるAFの枚数配分に応じて調整しよう。

破壊の信者

ドロソでありながら自分フォロワーを破壊することで6種類破壊に貢献できる。

フィニッシュに向かう際はミリアムの優秀さのほうが目立つ。純粋な自壊カードとしては劣るので併用しよう。

特に消滅を多用してくる相手にはデッキを回しつつ破壊を稼げるため優秀。

腐らせずに強いタイミングでだけつかえるよう、1枚の採用が多いようだ。

鉄翼のエクスプローラー

以前から個人的には評価していたカード。大会準優勝者の構築にも入っていたため紹介。

当然2置きは強く、1枚で序盤の動きを埋めてくれる。
加えるのがアナライズなのでドロソとしても換算できる。
アナライズは優秀なAFなので必ず破壊種類としてカウントしたい。同調だけでは引けない可能性もあるが、このカードも採用すると安定して回収できる。
また同調はパラダイムもチョイスできるため、被っても実質2/1/2パラダイム回収として種類稼ぎに貢献できる。

2枚引いてしまうと腐るので、1枚の採用がおすすめ。

多腕のAF

以前はジェネシスへのサーチを濁してしまうデメリットが大きく採用を見送られていたが、メカニカルガンナーの採用に伴い再評価を受けた。

基本的には2種類目のララミアといった役割だが、加速の制限により6種類破壊後の効果にも価値が生まれた。

メカガンとの枚数配分が重要で、どちらかというとメカガンを複数枚採用してもサーチが過剰にならないようにする役割という印象。

アブソリュート・モデスト

アクセラがメインの運用で、このデッキでは1コストで3~4ダメージを最初から出すことができる。主に狂乱ヴァンプの展開を捌くために採用する。

進化時のリーダー付与能力も強力だが、進化はやはりジェネシスに優先したい。
メインプランが順調ならこのカードに進化を切る必要はないので、飽くまでおまけという印象。

ランクマッチではやはり狂乱ヴァンプのシェアが高いため、個人的には評価が高い。
大会上位の構築には採用されていなかったが、27連勝の構築に採用されるなど、環境次第で強力なカードだ。

構築例

基本型

制限前のこーめい氏の47連勝構築から、加速の2枚と、環境変化で重要度が落ちた虚数とミリアム1枚を抜き、メカガン2枚とモデスト2枚を採用。

もちろん加速の制限は影響が大きいが、47連勝構築を使ったことのある人なら比較的回しやすいだろう。

ジェネシス3ララミア1の配分は、サーチを多用したときにバランスよくカードが集まりやすい。
また、この配分ではメカガン3枚は過剰だ。

多腕採用型

自分の使っている構築。大会優勝構築から1枚替えたものを使わせていただいている。

多腕の採用でジェネシスのサーチが不安定になった分を、サーチカードの枚数を増やすことで補っている。

サーチにより種類が稼ぎやすく、消滅など不慮の事態にも6種類破壊を達成しやすい。

シオンは強力なカードで特に速攻をしかける場合に強いが、腐るときは腐るので2枚の採用が扱いやすく感じた。

最後に

AFネメシス、まだまだ強い。一度制限を食らってなお強いんだから、これからも長い付き合いになるだろう。
制限で一度離れた人には是非また使って欲しいし、これまで使ってなかった人も、この機会に敢えて使い始めてみてはどうだろうか。

個人的に一つ。
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御精読ありがとうございました。

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