陶磁器類と収納用の紙器。
珈琲用の陶磁器や酒器類を集める趣味を始めて2年くらいになるかもしれないが、昨年から当然、収集のペースは落ちている。多くの陶器市はオンライン開催に変更になり、少しは見てみたりもしたが、結局は何も買わなかった。
昨年末、陶磁器類を整理するために、収納用の紙の箱をいくつも自作した。ホームセンターで板目紙と木工用ボンドを買い、箱のない陶磁器の箱を、一つ一つ自作していったのである。
決して難しい作業ではないが、意外に時間はかかった。
陶磁器の寸法を測り、板目紙に鉛筆で切るための線を引き、カッターで切り出し、折り目をつけたり貼り合わせたりして、箱と蓋を作る。こういう工作をしたのも、ずいぶん久しぶりのことであった。
箱は作ってよかったと思う。サイズの合う箱にきちんと収納し、ラベルを貼って中身がわかるようにすると、ようやくちゃんと管理ができている気がしてきた。これまでは実に適当な収納で、どこに何をどのように収納しているかわからず、探すのに苦労していた。これからは気軽に、好きな陶磁器を取り出して、気分次第に使い分けることができるだろう。
適当なサイズの紙の箱というのは、意外に入手しがたい。一方で紙の箱は、いろいろな商品梱包や菓子の箱など、身近に多く存在している。
今は、湯呑を収納する箱を必要としているが、牛乳パックを工夫して使うことはできないか。蓋は自作し、側面に色画用紙などを貼ってデザインを隠す必要はあるけれども。