雑談 幸せにありたいと言う同期へ
「幸せになりたいわ…」
そんな言葉を元同じ職場で働いていた同期がスナックでこぼした。彼とは2020年からの仲で異動したり、僕の方が退職をしてからも不思議と1ヶ月に1回は飲みにいくような仲で今年になってからはかなり頻度が増えて集まれば居酒屋→公園→安いスナックでの飲み会と20代にしては老けすぎ?なんて思ってしまうような飲み友達だ。
そんな彼がつい先日に「幸せになりたい」なんて言葉を吐き出した。普段から仕事に対しての愚痴も多く苦労しているのだろう。僕はスナックのママと同じぐらいに彼の愚痴に頷いでグラスと耳を傾けていたのだが彼が言う幸せに関して日にちがある程度過ぎてから、色々と考えてしまった。
幸せ…正社員で仕事ができる幸せ・実家で暮らせている幸せ・貯金が200万程度ある幸せ・お酒を楽しめる舌を持つ幸せ・Netflixを見ながら休日は昼飲みをして1日を過ごせる幸せ……
ざっとあげても幸せは出てくるが彼はこれを幸せと思っていない。そう、今あげたものは「他の人から見て幸せと思い、逆に自身が当たり前になって忘れてしまった感覚」なのだ。
人はずっと同じ環境にいると慣れてしまって有り難みとかを忘れてしまい、次に出るのが愚痴だ。
幸せっていうのは考える前にもう手に入っているケースの方が多い、けれど当人にとってはそれは当たり前な世界になっているだけ。よく一度手放してみればその有り難みを理解するなんていうけれど、彼自身も一度無くして見れば気づくのではないだろうか。
まぁ、そんな冷たいことは言わないけれど…でもずっと不幸だわ〜って思っていたら幸せとかは感じられないと思う。
それに…幸せっていう言葉を調べてみたら決してポジティブな言葉とは思えなかった。
「その人にとって望ましいこと・不満がないこと」なんて言葉が出てくる。しんどくて残業を続けていたり儲けが少ない仕事でも、当人にとってやりがいを感じることができれば幸せなんじゃなかろうか
僕に関していえば、正社員よりか不安定だし飽きられたら終わりな創作活動だけど「書いている状況というのは常に楽しい」から僕にとっては創作活動を行えている現状というのはかなり「幸せ」という状況なのである。
彼にとっての幸せは僕からは分からない。
今の愚痴をこぼす程に忙しくてそこで飲むお酒が美味しい環境が幸せなのかもしれないし。
もしかしたらまだ見つかっていないのかもしれない、であれば…僕は勇気を出して自分の範囲の外に出ることも進めたいと思う。そうすれば…もしかしたら、幸せを見つけることはできるかもしれないから
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