THE TEAM(第3章 コミニュケーション)

■著者
・麻野耕司(あさのこうじ)
・2003年慶應大学法学部卒業、リンクアンドモチベーション入社
・組織改善クラウド「モチベーションクラウド」立ち上げ
・OPEN WORKS取締役副社長
・著書「すべての組織は変えられる〜好調な企業はなぜ「人」に投資するのか〜」


■内容紹介
・チームが効果的に連携するためには、メンバー間のコミニュケーションが必要。ただし、「コミニュケーションが多ければ多い方が良い」ということではない。全てコミュニケーションに頼ると、細かいことでも確認が必要になり効率が下がってしまうので、一定のルールを定めた方が良い。

・一方、「ルールを細かく定めすぎる」と逆に効率がさがる。チームが置かれている状況次第で「粒度(どこまで細かくルールを定めるか)」「権限規定(誰が決めるか)」「責任範囲」「評価対象(プロセスか結果か)」「確認頻度」が変わってくる。

・ルールを設定することで無駄なコミュニケーションを省き、本当に必要な「お互いを理解するため」「安心して意見を言える環境づくり」のためのコミニュケーションに時間を割く。

・その結果、メンバー間の効果的なコミュニケーションが生まれる。


『ルール設定の一例』
・人材連携度合が小さいチーム(柔道団体戦、駅伝など)は、細かいルールは不要。作業が一人で完結するため、メンバー間が連携するタイミングが少ない。一方、人材連携度合いが高いチーム(野球、サッカー)はルールが必要。メンバー間が連携する頻度が高く、コミュニケーションの頻度も高くなるため。
・環境変化が大きいチーム(柔道団体戦、サッカー)は、ルールを定めても環境が変化するたびにルールも変わってしまうため、細かくルールを定めても継続できない。環境変化が小さいチーム(駅伝、野球)は、継続的にルールを活用できるのでルール設定の意味がある。


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