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虹釜太郎(にじかまたろう) パリペキンレコーズ。360°records。映画音楽監督に…

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虹釜太郎(にじかまたろう) パリペキンレコーズ。360°records。映画音楽監督に『ストロベリーショートケイクス』。著書『カレー野獣館』Buffalomckee(ばっふぁろーまっきー)「BOX!」1~2、画集「The Decline and Fall」

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最近の記事

月刊ゾンビッチ 第3号

虹釜太郎(以下、虹):もうね、うちの社長ひっどいですよねーーーー ※1 。はいっ。ゾンビッチ3号(通算4号)です。ちょうどゾンビ映画『アイアムアヒーロー』公開のタイミングですが、マッキー(Buffalomckee)はここんとこゾンビ営業どうですか。 ※1 二人は某零細Z映画配給会社勤務 バッファローマッキー(以下、バ):3歳からの英才教育としてゾンビダンスを科目に加えるかどうかという話を社長はもごもご唱えるようにして去っていきましたけど、我々、もう次の映画を

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    • 『どうぶつふっかつテレタビーズ』虹釜太郎

      使いふるしたタオルを持ったまま息絶えるテレタビーズ。おなかをごっそり抜きとられたテレタビーズたちがいる施設がある。  うっすらと脳が灰色に近い真っ白になってるなあというのは寝ていないあいだかなり無呼吸が続いてるからかもと思ったらすでに死んでいた人間の盆時間半鐘の地でのすべてのものから色が飛んでいるある時間を乱暴に想起するつまらなさの繰り返しでそれは人間のあいだでよく反復されることだけれどテレタビーズの場合は長い間おなかの放映が止んだり、ときにはモニター自体がえぐりとられて

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      • 『ゾンビはどうアンニュイか』 虹釜太郎

        身体中から血液が抜けていて力がはいらないことから発生するけだるさ  自らの肉体の急速な変化に困惑している状態からすこし落ち着いたときに突如自らにわきあがる感情  人間を憎むことよりも人間に食欲を感じてしまうところからわきおこる感情  人間から見捨てられたというよりは世界から見捨てられたという感情  もう人間に戻れないという感情  ゆっくり老化できないつらさとはつらつさとは違う奇妙な遅々とした高揚感  自分の名前を思い出せないことによる無力感  不死

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        月刊ゾンビッチ 第3号

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        • 月刊ゾンビッチ
          4本

        記事

          『Nigra Historio de buffalomckee』ライナーノーツ

          『Nigra Historio de buffalomckee』 LINER NOTES 出席者 buffalomckee(バッファローマッキー、NEU NEUレーベル) 虹釜太郎(ニジカマタロウ、360°records、scavenger、無機むき音楽研究所) もうひとつのベスト盤 THE HISTORY OF BUFFALOMCKEE ------------------------------------------- 虹釜太郎(以下、虹)

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          『Nigra Historio de buffalomckee』ライナーノーツ

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          『THE HISTORY OF BUFFALOMCKEE』ライナーノーツ

          『THE HISTORY OF BUFFALOMCKEE』 Liner Notes 出席者 Buffalomckee (ミュージシャン、画家、NEU NEUレーベル) 虹釜太郎 (無機むき音響研究所、5H) もうひとつのベスト盤 THE HISTORY OF BUFFALOMCKEE ------------------------------------------- 虹釜太郎(以下、虹):さて今回、buffalomckee(バッファローマッ

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          『THE HISTORY OF BUFFALOMCKEE』ライナーノーツ

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          月刊ゾンビッチ 第2号

          虹釜太郎(以下、虹):こんにちは。パリペキンレコーズの虹釜です。パリペキンレコーズってのは、1993年からわずか二年間だけやっていた自分のレコ屋の名前です。去年、『カレー野獣館』という本を≪黄≫≪赤≫≪緑≫≪黒≫の四巻出しました。プロフィールは以上で終了ということで……このゾンビを考えるゾンビマガジン『ゾンビッチ』ですが、今号が第2号です。すでに第0号、第1号と出ているので3つめです。  『ゾンビッチ』第0号は、我々、音楽家Buffalomckee(バッファローマッキー、

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          月刊ゾンビッチ 第2号

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          『地雷発見史』虹釜太郎

          【リガーゼ】はいったんその地雷を吸収してしまったが最後そのレースが完全に終了するまで、その機体はそのサーキットに毎周勃興するある特定の地雷についてのみ強迫的で錯乱した接触を試みるようになってしまう。つまりレーサーはその行為を強迫的で錯乱した接触としてとらえるのだが、機体自体はそれはなんら強迫的でも錯乱もしていず、その不可視の地雷がなにかを知っている。  【アガッロ】はいわばどもりのような効果をあらわす。これを吸収してしばらくは発話におけるどもりのようにえんえんと左右斜めに

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          『地雷発見史』虹釜太郎

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          『音響派について』虹釜太郎

          音響派の発見の是非には関心はない。しかし「きき方」を妨げるものはなんとさまざまに強化され続けてきたことだろう。そのことにさまざまな違和感をずっと持ってきた。  音響派のルーツがフリップ&イーノであろうとビーヴァー&クラウスであろうとオルガナムであろうとノア・クレシェフスキーであろうとジョージ・ハリソンであろうとルス・アンダーソンであろうとギル・エヴァンスであろうとピエール・アンリであろうとジェイムズ・テニーであろうとエレクトリックなものを使用している音響自体を思考した音楽

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          『音響派について』虹釜太郎

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          月刊NEU 改訂復刻版

          予期せぬ事故。 プレデターズスケルトンクリュー。カッスカスの雅。捨て鉢検索性障害。蜜蜂TV=WAX TVじゃなくてWASABI TV。ソンズオブメビウス。 ラスカルミュージックそんなにラスカルいるなら一匹くれっ! 牛追いの祭り(アモンデュール)ではなくスプリングカスパンフェスティヴァル(高校生)。農業インダストリアルの誕生。 あなたはいまほんとうに音楽を聴いているのか? ◆◇◆ ※本冊子『月刊NEU 1号 buffalomckee特集』改訂版は、buffal

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          『消えたジャズについて』虹釜太郎

          ESP DISKなど誰も聴こうとしない・・・・・というような状況は確実に変わりつつあったはずなのにそれもまたすぐに忘れられてしまう。かつて完全に忘れさられたかに一時期思われたESP DISKの音たちはいくつかの機会に再びリリースされ、そしてなによりも2003年からの再始動の動き、マイケル・アンダーソンやダグラス・マクレガー、ロブ・レイクらとのヒューストンストリートのハーヴェスト・ワークスでの再出発(マイクはサンラ・アーケストラのメンバーでもある)と、ジェイソン・ヴァイスによる

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          『消えたジャズについて』虹釜太郎

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          月刊ゾンビッチ 0号

          ゾンビ展 ZOMBIE VS NEOHUMAN 全タイトル解説 『ゾンビ44 ライナーノーツ アウトブレイク編 Zombie Exhibition 44 album Outbreak』 タイトル (オリジナルタイトル、邦題) 1.REONQUISTA OF THE DEAD レコンキスタ オブ ザ デッド 2.Bites Everything タクラマカン ブレスレス 3.SKULL WALK スカルウォーク 4.Dog in the death

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          月刊ゾンビッチ 0号

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          月刊ゾンビッチ 第一号

          虹:それではゾンビ月刊誌のスタートということで、まず第1号では、第1部では我々がいままでみてきた数少ないゾンビ映画の音楽についての対談シリーズの第1回、第2部ではゾンビ映画の脚本を。  お送りするのは音楽家のBuffalomckeeとカレー野獣館の虹釜です。ふたりともゾンビ映画初心者ですが、ゾンビ映画が気になりすぎて、2014年にある音楽バーで架空のゾンビ映画のサントラを44枚展示するという小さな展覧会をやりました。  で第1号の第1部なんですが、この連続冊子のタイトルが

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          月刊ゾンビッチ 第一号

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