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バイクのレビューなんて、信じるな‼

(Youtubeチャンネル ZxTone の最新動画 -Review- のコンセプト文となります☺、動画も是非ご覧ください‼)

先に断っておく、いや、まずは謝っておこう。
自身が惚れて選んだ単車のことを
ましてや、見知らぬ他人のために
あれこれ偉そうに評価する気など
申し訳ないが、毛頭ない。

何故って
最高に決まっているからだ
考えられるあらゆるシーンで、全ての局面で、
満点だからだ

アバタもエクボだって? 少し違う
欠点と改善点だらけ
それも、なんのフォローもできないことばかり
つまりは、“最高”だ。

問題は、自身で選んだバイクを「乗りこなせるか否か」だけだ

かじった程度の“評論家”たちが、ゴタクを並べる、
街乗りには不向きだとか
ライディングポジションが、どうだとか
挙句の果てに
ライダーに当たる走行風が制御されていないだって?
おっしゃる通り、そのとおり、きっと的確に違いない

けれども、
だから何だというのだ
そんなこと、単車乗りの端くれなら
跨る前からおのずと察しが付く。

単車に万能や利便性を求めるのは、筋違いだ
乗り物として、存在自体が未成熟なシロモノ
それは単車乗りが跨ってこそ成立する。
試されるのは、むしろ操る側だ

どうしても評価が聞きたいというのなら
“単車の立場から” 言わせてもらう

低速域が扱いにくい?
気のせいだ、開けろ
ギア抜けが多い?
シフトタイミングのズレだ、腕を磨け
燃費?
有り余るパワーの代償だ
重いだと?
自転車じゃないぞ、出直してこい
音が、震動が、ハンドリングが云々、、、
味だ、馴染め
こんなところか

自分は、マシンとひとつになれているのか

何のために、単車に跨る
陽射しに晒され、寒風に凍え、
さらには危険に我が身を曝け出してまで
何故、わざわざ走ろうと思う、
それは、“完璧でない”からだ
不便で、不自由で、不完全だからだ。

ふりかかる危機を回避し、暴れる力を制御し、
様々な逆境を幾度も共に乗り切り
やがて、マシンと一体になる。
そして、剥き出しの身体で風を感じて疾駆する
生きている奇跡を、生命の鼓動を、
まさに、実感できるからだろう?

欠点が無くなるほど、手が掛からなくなるほどに
感動の瞬間と大きさは、遠ざかっていく。
問題は、単車のスペックや他人の評価じゃない
乗りこなそうとする者、自身の覚悟だ、
“跨る単車” に、つまり、
“選んだ生き方” に、
いいも悪いも無い。 

今朝、コンビニの駐車場で
声をかけられた
「取り回し、重くないですか」
「ハハッ、だから乗ってるんだ」


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