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出している写真について

今回は日記とはまた違ったものを...
出展している写真2枚について。


作品名”入ってゆく“
作品名”在ったモノ“

この2点について話していこうと思います。

まずは1点目、“入ってゆく“について。出している写真全部に共通する事ですが、大正ロマンというテーマで作品を出すにあたって、私は写真で勝負しようと思いました。絵や造形物だと無から生み出せますが、写真というジャンルだと今有るものから表現しなければなりません。そうなると、現代的風景から大正ロマンの雰囲気へ入り込めるような導線が必要だと感じました。丁度額縁を探していた時に4枚入る製品を見つけました。これをどうにか扱いたいと思ったのですが、その時にこの構成を利用すれば良いのではと思いました。裏話として、元々別の写真を入れていたのですが、商用撮影という観点で見た時に怪しいなと感じたので差し替えさせて頂きました。

その時の写真がこれです。自分でも気に入ってはいたのですが...。不手際なのでしょうがないですね。

ともかく、入り口や全景をカラーで写してから徐々に位置を移動しつつモノクロのフィルムに替える事で導入とする事を意識しました。


2点目、“在ったモノ”について。
こちらは前述の導入が済んだという前提で、より中に入り込んで欲しいという想いを込めて撮りました。今と過去をその場で比較できるということも写真の強みだと思うので。今はそこには無いけれど、かつてそこには在ったモノや意思があるという事を感じてもらいたいです。また、こちらもイルフォードのXP2というモノクロフィルムを使いました。やはり、当時の事に感情を移入する上ではやはりモノクロがいいのかなと思いました。セピアにした方が臨場感はよりでると思うのですが、自分が画像編集やMARIX等のフィルムに慣れていないのもあってこのような形になりました。いずれは様々な媒体に慣れて作品を出せたらなと思っています。
ちなみにこちらも、選ぶのにまよいまして。

この写真とどちらを額装するかずっと悩んでいました。最終的には安牌を取って上のものにしたのですが、こちらにしても良かったなと思います。


こちらの2点ですが、現在東高円寺のギャラリー&バーで催されているグループ展“大正浪漫~モダン風潮~“にて展示、販売させて頂いております!良かったら是非いらっしゃってくださいね。他の方の作品も、生の視点で見る事で様々な発見や美しさ、迫力を感じられると思います!

長い文章となりましたが、ご拝読ありがとうございました。オンディーヌでお待ちしてます!

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