犬のいる暮らしは素晴らしい? @推し犬は「くらすけ」
モフモフしまくって、幸せホルモンのオキシトシンに溢れる日々、
それが犬のいる暮らしである。
ペットと暮らしたことがある人にとっては、
そんなこと、言われなくてもわかってるワン!な事実です。もちろんです。
我が家には、ワンコが2頭いて、
名前は、まるお(Mシュナ) と むーた(Mix)といいます。
うちに来てくれて、ありがとう。
騒がしいけれど、毎日が楽しいのは、ワンコたちのおかげです。
でも、
私の推し犬は、「くらすけ」である。
※くらすけは、鳥取県倉吉市イメージキャラクターの「くらすけくん」とは違います。念のため。
くらすけは、ポイ活だってする。
ところが、くらすけ家の推し犬は、大福くん だそうである。
やっぱり世の中は、複雑なのだ。
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Mシュナの まるお は、シュナウザー専門のブリーダーさんからやってきました。
売れ残ってしまって、とはいえ、まだ仔犬の8ヶ月でした。
ひょうきんで、愛情深い個性派の神経質なので、本音を言えば、ちょっとやりずらいワンコです。
Mixの むーた は、まるおがやってきて2年が経とうとする頃に迎えた、保護犬です。
年齢はわかりませんが、まるお よりは、いわゆる犬らしくて、お散歩が好きで、大きな声でよく吠えます。
今日は、この「むーた」のお話を少し。
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むーたは、静岡県の、とある多頭飼崩壊の現場から、ボランティアさんの手を経て、我が家にやってきました。
飼い主は、白い犬が大好きで、最初は白い洋犬を数種類、数頭飼って大切にしていたと聞きます。
ところが、不妊手術をせずに放置していたので、どんどん増えて、結果的に100頭近くまでになってしまったそうです。
この飼い主の行動は、私の理解を超えています。
途中、保健所の介入で、これ以上増えないようにとオスとメスを分けたのに、いつの間にか混ぜてしまう。
2日に一度、餌やりにパンの耳だけ放り投げていたそうですが、
当然、そんな状況では犬も凶暴化し、
レスキューして出そうとしても、人馴れしていない犬たちを捕まえるのに苦労したそうです。
むーたは、そんな現場からやってきました。
最初に捕まった数頭の中に、むーた がいて、
人間からは距離を取り、隙あらば脱走を試みる、
片耳がちぎれた臆病なワンコ。
部屋にいても、ちょっと離れた場所からこちらの様子をうかがい、
気を許しません。
パーソナルスペースは、半径3m。
人がいれば、何もせずに静かに過ごしますが、
いなくなると活動を、いざ開始!
むーた との生活の最初の半年は、ちょっと留守にして帰ると、
こんなことがよくありました。
体重は6.5キロとそんなに大きくもないのに、サークルに入って留守番をしてもらおうにも、よじ登って出てしまうのです。
写真で散らばったクッションやブランケットは、椅子の上にあったものを、むーた が全部引っ張り出して落としています。
下に敷くラグはボロボロになり、1ヶ月ごとに交換し、かじられたクッションカバーは、そんなもん、と諦めて。
やってきた当日の夜は、寝室に連れて行ってケージを開けると、逃げようと走り回り、布団の上に ”そそう” されて、むーた の洗礼を受けたのでした。(もちろん、私のやり方がまずいのです。)
半年で捨てたもの;
ソファー、カーペット、ラグ、クッションカバー、布団、布団カバー、収納箱
そりゃあね、見込みが甘いのが悪いですが、
「こらぁ〜〜!」と、声も張り上げますよ。
これは「ダメ」と現場を押さえて伝えることも、共同生活では大切なことですから。
でも幸いだったのは、まるお と むーた の相性が良かったこと。
人よりも犬同士のお付き合いの方が、慣れていたんです。
叱られて、部屋の隅っこにいる むーた を まるお が心配する様子↓
比較的早い段階で、まるお と むーた は友情を育んでいました。
でも、むーたが一緒に暮らす飼い主に近寄ってきてくれたのは、おおよそ一年後でした。
ゴハンの時だけ、さーっと寄ってきて、食べたらすぐ逃げていく。ちょっと寂しいなぁ。。。
今でも、その用心深さは残っていて、勢いよく近づくと逃げてしまいますが、むーた は むーた のペースで、少しずつ心を開いてくれました。
帰宅した時の むーた の熱烈歓迎ぶりには、胸が熱くなる日々です。
彼は、Watch Dogとしての使命を感じているようで、人間は(私も含めて)Stray Sheepだと目に映っているようです。
わんわんわん !
(そっちの道は違うぞ)
はい、承知。
むーたが今日も見張ってくれています。
ゆっくりゆっくりと時間をかけて、家族になっていく。
過去の歴史を持つワンコの味わい深さは、なんとも言えません。
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