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【メルボルン奮闘記】うっかり無賃乗車して、ちゃっかり現行犯逮捕(?)された話
おはようございます。今日もメルボルンの朝は7時半ぐらいまで真っ暗でびっくり。メルボルンは冬が長いと聞いていたけど、ニュージーランドよりも寒く、そして夜明けまでが長い気がする。鬼滅だったら、鬼が7時半までうじゃうじゃできるので、鬼殺隊は気が抜けないであろう。
メルボルンに越してきて4ヶ月程経ったが、CBD(中心地)に住んでいるせいかあまり遠出をしていない。どこへ行くのも徒歩か、トラムの無料エリアで済んでしまうのでバスも今までに3回ぐらいしか乗った事がない。
そもそも私は、香港にいる頃から私はバスが好きじゃない。学生時代にバスで嫌な思いをしてから、私は極力バスではなく電車・トラムで移動している。日本でもニュージーランドでも、選べるなら電車・トラムで過ごしてきた。
そんな公共交通機関慣れしていない私が、乗り方やチケットに疎いのは自業自得で(笑)うっかり無賃乗車をしてしまった。
けど、ちょっと言わせてほしい。これ、mykiのシステムが分かりづらい!
メルボルンの定期「myki(マイキー)」は、基本バス・トラム(フリーゾーン外に行くとき)は乗車する時にピッ(ICカードリーダーにタッチ)としなければならないそう。で、このピッとする時に、トラムだと残高不足の時は画面が赤くなってから音がする。
けど、そこに残高がいくらかは表示されない上に、トラム乗車後にトップアップすることなどができない。しかも、トラムは乗るときだけでいいのに、バスは乗車と下車のタイミングでピッとしなければいけない。
不便。ややこしい。
香港の定期「オクトパス」は、残高が足りなくても乗れる。例えば5ドル必要な時に、オクトパスの残高が3ドルでもピッとすれば「マイナス2ドル」になるだけで乗れる。残高もICカードリーダーに表示される上に、コンビニなどで簡単にチャージできる。しかも!オクトパスは、スーパー、コンビニ、ローカルのお店(店による)でも決済に使える優れものなのだ。
日本のある地域でトラムに乗った際には、トラム内で運転手や乗車しているスタッフに言えばその場でチャージできた記憶もある。
と、まあ色々な国でICカードを利用してきたのでルールがまぜまぜになっているが、基本「どこでも同じだろう」という姿勢でいたのがよくなかった。
バス乗車2回目の際に、ピッとした後、ICカードリーダーが赤くなった。あら、足りないのか?と、思いつつ、残高は表示されない上に、運転手にも何も言われない。(ニュージーランドだったら、運転手がお金入ってないよと一言言ってくれるので、現金で払えばOKという感じだった。)なので、オクトパス同様、次乗る前にチャージすればいっかと思い乗車。
バスが発車後、私の前に制服をきたインスペクターがmykiのカードを見せてと私に言う。
ここで言わせてほしい。私、多分本当に無知。普通に日本みたいにチャージしてくれるスタッフかと思った。
お金が入ってないと言われたので、「じゃあチャージしてくれますか?」と聞くと、いや無理、無賃乗車だと言われてしまう。びっくりして(向こうもきっと私の無知さにびっくり)、「あ、じゃあ、降ります」と言うと、もう遅いと言われる。ええええ。
なんだそりゃ。周りを見ると制服を着た人数名しか乗ってない。
なんだ、この罠感。
私がちゃんと周りを見てないから・・・、というか運転手さん、なんか言ってよ!と、心の中で運転手を恨む。
そこで住所や、ID(パスポート)などを色々見せる。住所見せてと言われた時なんか、住所の見せ方なんてあるのか?と、脳内真っ白になったけど、インスペクターが銀行のアプリから確認できると教えてくれた。
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そして最後に「無賃乗車した理由は?」と聞かれて、あの・・・バスに乗るの2回目でよく分かってなかった。と説明。罰金があるかどうか聞くと、小さいパンフレットみたいなのを渡されてそこに色々書いてあるから読んでと言われた。
適当すぎ!てか、普通に運転手さん「お金入ってないよ」ってなんで言ってくれなかったの?!と、ぷんぷん。(2回目)
怒りも長くは続かず、あっという間に悲劇のヒロインみたく落ち込んで、すぐ彼ことかみなり君に「どうしよう、インスペクターに無賃乗車したって言われた🥺」と相談した。私の顔を見るなり、「あーそんなんよくあるよくある。しょうがないよ。」と、サッと流す。
え!罰金取られるかもよ!?と、言うと「けど、そんなにおおごとじゃないから、気にする事ないよ。」と笑顔で返された。
心が広い・・・!というか、この余裕ぶりはなんだ?
私なんて、運転手恨んでやる〜・・・と黒魔術に手を染めそうなぐらいプンプンしてたっていうのに。
彼が「気にする事ない」と、慰めてくれたにも関わらず、心配性な私はその夜なかなか寝付けなかった。支払い請求書がきたら、バスに乗るのが2回目で運転手に何も言われなかったっていうのをしっかり書いてから、もうしないと反省文を書いたら罰金免除になるかな、など考えて、必死に脳内で下書き作成をしてから明け方に寝た。
あれから支払い請求書はまだ届いてないので、毎日ビクビクしている。
国によって乗り物の乗り方が違って本当に難しい。てか、難しいものだなんて今まで思いもしなかった。彼曰く「こっちのインスペクターはそういう無賃乗車してる人を捕まえるのが仕事みたいなもんだから、気にする事ない」らしい。
けど、ルールとかちゃんと守る私からしたらちょっと耐えられない屈辱 笑 自分のせいだけど、やっぱり、ICカードリーダーにちゃんと残高表示するようにしてほしい(切実)てか、お金足りてなかったら、じゃあ今チャージできるから払う?みたいなノリにすればいいのに←
メルボルンに引っ越してきたばかりの方は、私みたいにならないようお気をつけて〜