喋れない呪いかもしれない
休むことを決められなかった。
ほんとうは心の中で助けて助けてと言ってるのに喉から出なかった。いま休職することの周りの負担ばかり考えてしまって言えなかった。胃が痛くて、内臓が重くて、言葉に出なかった。
昨日、あまりの体の重さに外に出ることができなくて、仕事に行こうとすると涙が出て止まらなくて、休んでしまったから有給がもう無い。
しんどいしんどいしんどい。
いつも誰かに助けてほしいと思っているのに言葉に出ない。自分のことだから自分で決めないと。なんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ。できない。だめだ。以下ループ。
本当は泣きたくて涙が出そうでも、人前では堪えてしまう。本当は限界なのに、まだできると言ってしまう。そして勝手に辛くなって崩れていく。ばかだ。
考える力が乏しくなると同時に決断力も無くなる。いまの現状を変えることを考えられない。そして、何にしても自分のせいにしてしまうし人を頼ることができないから、迷惑をかけないことしか考えられなくて、自分を犠牲にすることしか考えられない。
誰かに、「この子は限界だからもう休ませて」と言ってほしい。けど、自分のことは自分で決断しなければ。結局、主治医も独自の判断で休ませるわけにいかないから、診断書を書くかどうかも自分次第。
自分で決めなければならない。自分のことは自分で。でもできない。なんで心の声を伝えられない?こんなにつらいのに。喉から心の声は出てこない。建前の言葉しか出ない。呪いにかけられてるみたいに、言いたくても声に出ない。人を信じられないわけじゃないはずなのに。いや、信じられてないのかもしれない。
休んでも休まなくても迷惑かけてるのは同じなはず。わかってるのに。自分を守れない、自分を大切にできない。自己犠牲し続けた結果がこれ。ただ苦しいだけ。人にいいように使われるだけ。わかってる。
わかってるのに…