なんで愛されてるかわからない

家族や友人、恋人、職場の同僚や先輩から愛されているんだな、と感じる瞬間は少なからずあるけれど、なんで愛されているかが分からない。
先日、先輩から「あなたの悪口を考えてもひとつも浮かばない」と言われて、いやいやそんなことないだろと思ったのだが、そんなことあるのか??絶対嘘だよ。話を盛ってるよ。
自分では自分の悪口をたくさん言える。嫌なところがたくさんあるから。結局は、自己肯定感が驚くほど低いのだと思う。それをどう高めたらいいのかなんてわからなくて、他者からどれだけ称賛されても愛されていたとしても高まることはない。自分のことが嫌いだから称賛されても「たまたまうまくいっただけ」「建前で言ってるだけ」と思ってしまうし、愛されていることも怖くなってしまう。自分を愛して、何を期待しているんだろう?期待に応えられることなんてひとつもできるような人間じゃないのに、と思ってしまう。
自己肯定感が低いから、仕事でむかつくことがあっても「そんなことで腹立ててる自分って器小さいな」と自分を責めるし、無理をすることになってしまっても「自分がヘルプを出せないのが悪い」と自分を責める。何につけても結局自分が悪いに繋がってしまう。
なので、これだけ嫌いな自分のことを好きだという人のことを信じられるわけがないんだよね。なんでこんなに優しいんだろう?怖いな、に繋がってしまう。自分なんかのために何かを頑張ってくれたとしても、それに相当する見返りなんて与えられない。なぜなら、自分の価値がかなり低いから。自分のために何かしてくれたことをそのまま相手に返しても、自分の価値が低いと思っているので同じ価値じゃないというか…言語化するの難しいけど…。
だからといって、全く愛されたくないわけではないところもめんどくせえところで嫌い。自己肯定感が低くて自分なんか無価値と思っているくせに一丁前にみんなのことは愛したいとかみんなは幸せでいてほしいとか思っちゃっているところも意味不明で嫌い。自分ができることなんかないくせに、人には幸せでいることを求めちゃっているところが矛盾しているなって感じる。まあ人間の思考って矛盾するものだから、と考えるとまあいいか…となるけど。

しんどい時にしんどいと言えない自分が嫌い。その癖本当は助けてもらいたくて辛さを表に出してしまう自分も嫌い。だけど全面的に辛さを出すわけじゃなく中途半端に笑顔つくってる自分も嫌い。些細なことでもイライラしてしまう自分が嫌い。楽しかったことがあってもすぐつらいことに飲まれてしまって心がざわざわしてしまう自分が嫌い。やらなきゃいけないことができない自分も嫌い。やりたいこともできない自分も嫌い。お腹が空いてるのに食べられない自分も嫌だし仕事に集中できない自分も朝起きられない自分も何もかも嫌い!

自分が好きっていう気持ちはどこに行ったんだろう。


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