頭痛を自分で治すためにはグルテンフリーがポイント

『グルテンフリー』は今では多くの方が知っていると思われます。

特にダイエット関連で知られているのではないでしょうか?

まだまだ認知度は低いですが、実は、グルテンフリーはダイエットだけではなく、頭痛を自分で治していくためにもとても効果的な取り組みなのです。

余談ですが、僕のサロンに来てくださる慢性頭痛をお持ちの方々は、その多くがグルテン(特にパン)を日常的に摂取しているケースがほとんどです。

その多くがグルテンをやめるもしくは減らすだけで頭痛が無くなったり、軽くなったりといった現象が日常的に見受けられます。

ではなぜ、グルテンと頭痛が関係していくのでしょうか。

グルテンと頭痛の関係で知っておきたいのが『腸脳相関(または脳腸相関)』

『脳と腸は離れているように見えて、実際はお互いに影響し合っている』
というような仕組みがあります。

これは自律神経系(その中の副交感神経、迷走神経)を介して腸と脳のやりとりを行っているのです。

腸の炎症が起こっていれば、その炎症は脳へも波及して、その症状として頭痛が引き起こされます。
これは頭痛だけではなく気分でも同じような事が起こります。
腸の状態が良ければ脳は幸せを感じやすく、逆に腸が悪ければ落ち込みやすい等のうつ症状を引き起こします。

腸内感染の初期段階が、迷走神経の上行経路を介して媒介される不安様行動を伴うことを示しています。

ここで考えていきたいところですが、では、腸の炎症を引き起こすものは一体なんでしょうか?

その一つが上記でも書いた『グルテン』です。

これらの結果は、GFDを厳密に遵守することで、胃腸症状のない患者でも、頭痛のあるセリアック病患者の頭痛を改善できる可能性があることを示唆しています。


グルテンダイエットを行っていた片頭痛症候群の患者の25%で発作が消失し、38%の患者で発作の強度および/または頻度の低下が観察されました。片頭痛症候群とCDの明確な関連性と、片頭痛症状の治療におけるグルテン食の高い有効性を明らかにしました。

GFD(グルテンフリーダイエット)が頭痛に効果的であったことを示しています。

セリアック病はグルテンをまったく受け付けない病気の事です。
個人的にはセリアック病かそうでないかで分けるよりも、グルテンへの耐性が人によって異なると思っています。グルテンを10食べて、10の悪影響を受ける人(セリアック病)もいれば、1〜2ぐらいしか悪影響を受けないという人もいるという事です。中には7〜8の悪影響を受けてもセリアック病とは診断されていない方もいるという考え方です。

グルテンによって頭痛が引き起こされる方は非常に多いので、慢性的な頭痛持ちの方は特に注意が必要ですね。

頭痛を解消させるために「極力経済的な負担を少なくして、より良い確実な効果を得られるのは何か?」という事を考えています。
日頃の食生活をグルテンフリーにする事はその考えがピッタリと当てはまります。

頭痛に悩まされている方で、日頃からグルテンの摂取がある方はぜひお試しくださいね。

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