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FOREST COLLEGE 受講note|1

先日、INA VALLEY FOREST COLLEGEを受講した。

第一回目はオリエンテーションの回だったが、すでに気づきや問いが生まれたので書き留めてみる。

受講生は50人ほど。2020年度はオンラインでの開催。はじめましての顔がzoomの画面にずらっと並ぶ。zoomにも慣れたけど、ここまで多いのは初めてでビビる。人見知り根性がむくっと湧き出る。

カレッジのコンセプトは「森に関わる100の仕事をつくる」。

森林×〇〇のかけ算で、いろんな仕事や価値を生み出したり見出したりすべく、多様な〇〇を持っていそうな方たちが集まっていそうだ。(自分のようにフワッと参加した人は、どれくらいいるのだろう。)
 
多様な〇〇=職・経験・興味関心・妄想・・・が森と掛け合わさることで、今までにない仕事や価値が生まれる。もしくは新たな視点が持ち込まれることで、今までにあった仕事や価値が見直されアップデートされる。

zoomの画面の面々を見ているだけでも「森に関わる100の仕事をつくる」というコンセプトが実現できそうな気がしてくる。森林×〇〇という単純なかけ算だけでなく、森林×〇〇×〇〇×〇〇みたいな感じで、集まった人たちのつながり、〇〇の組み合わせによっては予想できないような価値も生まれそうで、楽しそうだ。10名程度の方と自己紹介がてらのお話ができたが、そのわずかな時間だけでも、いろいろな〇〇が感じられた。

ただ、こんだけ多くの人がいて、しかもリモート。どれだけの人と、どれだけ芯食った話ができるんだろう、とも思う。ブレストとか、その場でアイデアなり何かを生みだすような会話はリモートだと結構むずい、というのが自分の今の実感であり課題。

無料で参加させてもらってるんだから、ここらへんは頑張ってみよう(という気持ちだけはある)。

森林×〇〇

自分の職に当てはめてみるとしたら、森林×グラフィックデザイン、森林×コミュニケーション、森林×コンテンツ、森林×広告・PR、森林×ブランディングみたいなことだろうか。

本職でストレートに関わるとしたら・・・例えば、きこりの担い手を増やしたいという課題があったら、その仕事の魅力や可能性が伝わるような求人コンテンツをつくったり。地域の木をつかった素敵なプロダクトがあったら、それが正しく良く伝わって市場といい関係を築けるようにお手伝いしたり。そういうのが、自分が普段やっている仕事だ。

いわば、森に関わる仕事に関わる仕事。そういう仕事も間接的には森と関わり、少なからず森や地域の役に立てるだろうし、やりがいもあるだろう。

もうちょっと直接的に関わるとしたら・・・仲良しのイラストレーターを巻き込めば、イラスト×経木みたいなコラボもできるかもしれない。印刷×木みたいなテーマも面白そう。森のコワーキングスペースのような場をつくり、クリエイターと森の距離を近づけるのもいいかもしれない。

パッと思いついた自分まわりの〇〇と森林のかけ算だけでも、いろいろできそうな気がしてくる。職業的な〇〇だけでなく、趣味的な〇〇もあるだろう。境遇的な〇〇(親子とか学生とか)や課題っぽい〇〇(少子化とかLGBTQとか)もあるかもしれない。

zoomの画面を思い返してみる。いったいぜんたい、どれだけの〇〇があるのだろう。予想されるその膨大さに、またビビる。

〇〇+森林

一方で、個人的にいちばん模索してみたいのが「複業」で森に関わること。かけ算もいいが、たし算が気になっている。

私は都内でコピーライターの仕事をしている。

大学3年生のバイトのときから続けてきたこの仕事には愛着もやりがいもある。もちろん、ため息も不本意も産みの苦しみも、存分にある。それらをひっくるめて、これからも続けていきたいと思うし、ありがたいことにお仕事もいただけている状況だ。ライターという響きにはフリーランス感もあるかもしれないが、自分は小さい会社に勤めるサラリーマンだ。会社にも愛着があり(もちろん不満も)、やめようとは思わない。

そんな自分が複業を本格的に考えるようになったのは今年からで、やはり新型コロナがきっかけだ。

もともと場所に縛られない類の仕事ではあったものの、新型コロナ流行前は家から1時間ほどの事務所に通勤していたし、打ち合わせも出向いたり来てもらったりして対面でやることが多かった。通勤電車はそれほどストレスではなかったし、帰りに飲みに行くのが好きだった。

これがコロナを機に、リモートがベースになった。リアルの方がよいことはもちろんいろいろある。が、割と不自由なく家で仕事ができている。お客さんやパートナーとの打ち合わせも8割方zoomで済んでしまう。

通勤がなくなった。移動が少なくなった。飲みに行くことも減った。結果、時間が増えた。ワクチンがうまくいけばリアルな場を共有する機会も増えそうだが、それでももう以前の普通に戻ることはないだろう。

ネットさえ繋がっていれば仕事が成り立つ→もう東京じゃなくてよくない?時間が増えた→イエス!遊べる!→もうひとつくらい仕事もできるのでは?

ちょっと軽過ぎるかもしれない。もう少し真面目な感じで「今の仕事もこの先どうなるかわからないから、別の軸となる仕事をつくりたい」とか「生まれた子にとっても育てる親にとっても、東京だと大切なことがいろいろ抜け落ちそうだなー」とか考えている。

ないものねだり感は否めないが、そんな視点でいろいろ探し、妄想し、調べている中で、グッとくるものを感じているのが、森に関わる暮らし、森に関わる仕事、という感じなのだ。

コピーライター+森林。サラリーマン+森林。まだ何もわかっていない頭の中では「いけるんじゃないか」と感じているこのスタイルを、実践することは果たしてできるのだろうか。そんな視点で、これから講座に参加していきたいと思う。

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