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まだ長調と短調に分けなかった世界

チャーチモードと呼ばれる音階がある。

ドレミファソラシドの白い鍵盤を、
ドから始めてオクターブ上のドまでを、イオニアン(モード)
レから始めてオクターブ上のレまでを、ドリアン(モード)

…と、ただスタート位置を変えて、
白い鍵盤を上がってゆくだけの7つ。

それぞれに、独特の雰囲気があり、
現代は、ドからとラからの2つが主流となり、
それぞれ長調(メジャー)と短調(マイナー)と呼ぶようになったらしい。

言葉って、世界を狭くするようで、
メジャーとマイナーだけでまず考えてしまう今の自分の小ささを知る。

メジャーとマイナーは、明るい雰囲気と暗い雰囲気…という説明をされる。
その言葉が生まれる前は、もっと豊かな雰囲気が前後にあった。

ドからの“イオニアン”=メジャー
ラからの“エオリアン”=マイナー
の前後、明るい雰囲気から、

リディアン(ファ)〜“イオニアン(ド)”〜ミクソリディアン(ソ)〜ドリアン(レ)〜“エオリアン(ラ)”〜フリジアン(ミ)〜ロクリアン(シ)

みたいなグラデーションを感じる。
(学術的には違うかも…音楽理論弱し自分)

上記の7つの音階が、今の音楽でも色んな箇所で使われているが、
何となく後付け、理屈付けっぽくて、
そんなの考えて曲は作ってないのが現実ではないかと思う。

ただ世の中や感情が白黒だけで区分出来ないように、音の世界も長短だけで区分出来ないよね。
理屈なんて後付けだよね。
本当はもっと豊かなのが世界だよね。
って思うわけである。

ちなみに、ドリアン(モード)は大好物。
とりあえず使うと上手く聞こえる^_^
フルーツのドリアンは知らんけど。

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