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ホヨバースと現代科学の関係考察 (量子力学、遺伝学)

とはいえ易しく理解できる本を数える程読んだ程度なので、前回に続き大雑把な話になります。


量子力学と遺伝学とホヨバース

量子とは宇宙の最小構成単位「粒子」(色々ある)のことです。
遺伝子は生命体を構成する最初の細胞です。

「粒子」の電子とか原子、分子から色んな元素、物質ができています。
遺伝子からタンパク質による体の部位の生成が設計図のように命令されます。

つまりこの二つは人間が見える世界、人間自身という、言わば宇宙の全てを表しています。これは前回のグノーシスのテーマとも噛み合うので相性が良いでしょう。

あまり繋がりが無いように見える二つの学術ですが、実はホヨバースも含めて面白い所で繋がりがあります。

エルヴィン・シュレーディンガー(1887~1961年)が著した「生命とは何か」です。
この著作(講演)では、当時メンデルやダーウィン、多くの学者によって発見された遺伝学に触発され、物理学及び量子力学者であるシュレーディンガーからの「生命」に対する見解が述べられています。

その内容にはある事が書かれています。
「生命は負エントロピーを摂取しエントロピーに抗っている」
宇宙の万物は大体エントロピー増大の法則の作用で滅びに向かっています。しかし生命は飯を食ったりして命を繋げていきます。

この「負エントロピー」というのはものの例えですが、後に「ネゲントロピー」という言葉にもなっています。

そして崩壊3rdではビジュアルノベルの「ネゲントロピー」があります。
1952年、アインシュタインやテスラ、プランク、シュレーディンガー等の物理学者らが活躍するストーリーです。

エントロピーはホヨバース作品にて頻出する重要な法則です。それとこの「ネゲントロピー」の意を織り混ぜると、ホヨバースがこれらをどう捉えたかが見えると思います。

「宇宙の万物、物質は…滅びの法則に従って動いている、しかし生命だけは滅びに抗うことができる。」

ホヨバース作品の根本である「崩壊に抗い、世界を救う」というテーマはまず、
…“物理学、生物学による”…「崩壊」と「救世主」の定義があると推測できる、ということです。
なので量子力学(物理学)、遺伝学らの最新科学(グノーシス思考を含めての)はストーリーを読む上で欠かせない要素と言えるでしょう。


散見箇所

崩壊3rd:17章-5前にてオットーが虚数の樹理論を思い付きます。

「しかし、世界の発展には制限が必要だ。量子の海との競争の中、枝葉の成長方向はあるメカニズムによる選別と是正を受け続ける」
「それは自然にできたメカニズム、虚数に由来するメカニズム、哺育と滋養のメカニズム、そして……洗礼と淘汰のメカニズムだ」

この虚数の樹理論は、宇宙にある色んな世界は法則による剪定を受けて崩壊するというものです。スターレイルのアーカイブにも記載があります。

この理論はダーウィンが提唱した進化論に酷似しています。
生物は樹形図のように、大昔から種が枝分かれし続け、環境による剪定を受けて生き残る種が選ばれるというものです。
ガラパゴス諸島なんかの生物の骨とかを調べた結果判明しました。

虚数の樹、ホヨバースの世界では生物と同じく世界自体も環境による剪定を受けるという、SFらしい解釈がなされています。

量子の海というのは、色んな表記があるのですが現実になり得なかった、存在できなかったパラレルワールド的な世界が多数転がり落ちてるというものです。
これも実際の量子の仕様に似ています。観測するまで値が定まらなかったり、不連続だったりするというものです。
量子の海の世界はその通り文脈が狂っていたりすぐに崩壊する不安定な世界なので、「この現実はまるで不安定な量子の法則に支配されてる」と言えます。

そして虚数の樹もといダーウィンの進化論が遺伝子の科学に紐付いていくのですが、この遺伝子があらゆるストーリーに見られます。

■ルアン・メェイ
■「繁殖」の能力
■グラモスの鉄騎
■仙舟と「豊穣」
■アビサルヴィシャップ
■純水精霊の分岐螺旋

ルアン・メェイは見ての通り遺伝学者です。星神を生命体として観察し普通の生物との比較を研究しています。

「繁殖」の能力というのは、模擬宇宙:宇宙の蝗害にて描かれる星神タイズルスの力です。全く異なる種を交配させ新たな種を作る事ができます。
交配は似てる種でしか行えないのでこれが驚異的な能力であると分かります。
宇宙の蝗害に関しては前に考察記事を書いたのでご覧下さい。

グラモスの鉄騎は(恐らく)繁殖の虫の遺伝子を使って造られた人間兵器です。鉄騎のホタルは虫に好かれたり木の味がするオークロールが好物だったりします。

仙舟の長命種は「豊穣」に与えられたものです。長命になると同時に身体が「元々の身体」に縛られます。薬王秘伝の丹枢にその影響が見られます。

アビサルヴィシャップは自身の意志で「種」を選択可能で、子孫に自由に能力を与えられます。暑い環境にいたら子孫が暑さに耐えられる身体を持ちます。遺伝子はそんな自由が利かないので、驚異的な力であると分かります。

純水精霊は「分岐螺旋」というものを用いて新しい純水精霊を生み出します。遺伝子は二重螺旋構造という形をしているので合致します。

これらのストーリーとは遺伝子の或る話と繋がります。
「遺伝子が生物の老いや死を定めている」という説です。
数多の生物が地球上には存在しますが、それらの形態を決めているのは遺伝子です。種が分かれるのは遺伝子の変異によるものです。虫のように小さい、短命な種…くじらのように大きく、長命な種…全て遺伝子が定めています。(確かそんな話があった)

「個体の運命は始まった瞬間から定められており、支配されている」と言い換えられます。

ルアン・メェイは存在の在り方よりも深い所を研究しています。鳥はなぜ飛ぶのか、よりも生命はなぜ生命であるのかという感じです。
グラモスの鉄騎は階差宇宙の方程式等を見るにかなり遺伝子的な支配を受けています。学校に行かずとも鉄騎の規則を覚え、身体が食う歩くの如く敵を殲滅する動きを繰り返します。
仙舟の長命種は遺伝子の表現型に縛られています。

「繁殖」やアビサルヴィシャップはその支配を超越できる能力を持ってるといえます。星神という超常存在、ヴィシャップ及び「龍」の強靭な生命を表しているのでしょう。
「豊穣」の力による長命、魔陰の身も同等の力を持ってると言えますが、それは後に話します。

「縛られてる運命」を宇宙規模に拡大すると、上記のエントロピー増大の話に繋がります。
「壊滅」のナヌークはエントロピーの化身と称され、崩壊3rd第二部の夢追い人のデフォルトネームはエントロピーです。

エントロピーは「時間」と大きく関係しています。実は「時間」を示す物理法則はエントロピーが唯一だそうです。(厳密には他にもあるとのこと)
自分達が認識する「時間の矢」の方向に向かってエントロピーは増大します。割れた花瓶や零れた水が逆に戻る事はあり得ません。

前回話した通り、「時間」はグノーシス的テーマにおいて重要な意味を持ちます。(時間により言葉が物語に…物語が神話に)

時間=エントロピー(滅びの法則)と捉えるとどうなるでしょうか…?

ナヌークはエリオの脚本によると最後に戦うことになります。
夢追い人は現状では多くの事が不明だし大ネタバレですが、恐らく火星で唯一「時間を進める事ができる」存在です。

また「壊滅」は反物質レギオンや終末獣が持つダークエネルギーのように、現実の宇宙の謎を多く抱えています。
反物質は宇宙がビッグバンで生まれた最初にあったはずの、我々の物質と似て非なるものでありドッペルゲンガーのように対消滅を起こすものです。対消滅しまくった結果、誤差で微量に残ったのが今の宇宙という説があります。
ダークエネルギー、ダークマターは、全く観測できないけど宇宙を広げたり重力で存在したりしてるものです。実は宇宙の95%がこの謎の存在で残り5%が私たちの知ってる世界らしいです。

「原神」の時の神イスタロト、「崩壊スターレイル」の壊滅のナヌーク、「崩壊3rd第二部」の夢追い人、
これらはホヨバースの世界を時間の権化として支配、滅びへ向かわせているのでしょうか?そしてストーリーの核心であることは間違いないでしょう。

また時間は絶対的なものではない上、その流れは人間が誤認に近い形で認識しているものです。

質量が大きい物質があると空間が歪んで時間の流れが遅くなります。「ダークスターへ」という冒険クエストでも近い事が語られました。

時間の考え方に「光円錐」というものがあります。「現在」の観測者を原点に過去と未来への時間が真逆に、円錐形に広がっていくものです。「記憶」のガーデンオブリコレクションの産物の光円錐はあらゆる原点を切り取ったものなのでしょうか。
この辺りから「量子重力理論」や「超ひも理論」など最新の説があります。(非常に難しい)

時間は曖昧な概念と言えます。しかしそれから起こる滅びや死は絶対的なものです。
個体と世界、共にこの法則に支配されているのです。


延長考察

実は双子というのは遺伝子的に面白い存在です。
癖や行いが似る、離れて育っても似る確率が高いのです。(一卵性双生児だと更に似る)

原神には兄弟のキャラクターが多いです。旅人も双子であるとされてます。「運命が似る者」として考えるとまた違った面から読めるのではないでしょうか。
またかなりの重要キャラクターであるディルックとガイアですが、彼らは血の繋がっていない兄弟です。ある時を境に道が…運命が分かれてしまったというので、この考察の側面と言えます。

更に最近のストーリーでは、ダインスレイヴにも兄弟がおり、それは「予言者ヴェズルフェルニル」、罪人とされました。

飛躍した考えですが、この流れならパイモンにも姉妹がいてもおかしくないのでは?と思います。
そこで実は非常に適した存在がいます。

「時の神イスタロト」がパイモンの姉妹、似た存在のキャラクターではないかということです。
パイモンは時の神イスタロトであるという説はかなり多く聞きます。時間を止めたり、動かしたり、衣装に深い意味があったり…

イスタロトは別名「カイロス」と称されます。これは七神にある「魔神名と神名」に相当するのではないかと思います。
魔神名はバルバトス、モラクス、バアルゼブル等の名です。神名は英語の突破素材に見られるヴァーユ、プリティヴィー、ヴァジュラ(インドラ関係)等。
魔神名はソロモンの悪魔からですが、神名はインド辺りの善な感じの神から取られています。
イスタロトはソロモン悪魔の名なので魔神であると言えます。カイロスはギリシャ神話の時の神の名です。
「パイモン」もソロモンの悪魔からきています。

そして実は「カイロス」と対になる存在がいます。ギリシャ神話にて時の神「クロノス」です。
「パイモン」と「クロノス」が魔神名と神名であり、クロノスとカイロスが姉妹的な存在であるのはおかしくはない話でしょう。

またカイロスは個人が感じる伸び縮みする時間を指します。(進むのが速かったり遅かったり)クロノスは時計の針のような絶対的な時間を指します。イスタロトの雷電将軍の伝説任務第二幕にあった種(個体)を過去と未来に飛ばすような力、パイモンが使う(?)世界全体を停止したり進めたりの力と合致していると思います。

遺伝子の話に、加えてグノーシス的テーマとの関係も考察したいと思います。

仙舟人および長命種は記憶の摩耗によって自我が壊れ魔陰の身に堕ちるとされています。グノーシス的に言うと精神が無くなれば完全に悪に堕ちた者と言えるでしょう。
しかし仙舟人は上記の通り遺伝子に身体がガチガチに縛られてると言えます。丹枢が述べるように薬王の慈悲を受け入れた時か、自我が壊れた時のみその支配から脱せます。

このことから「精神と遺伝子支配」は何やら結び付かれていると考えられます。精神か肉体か、どちらかが一方を支配、或いは相互で影響し合っているのかもしれません。

ならグノーシスの神に近づく精神、崩壊による終末の突破は通常の肉体では起こり得ないのではないでしょうか。ルアン・メェイのように上位存在の研究をし、「繁殖」やヴィシャップの力を手にする必要があるかもしれません。

また「豊穣」は丹枢が言うように悪そのものではないのかもしれません。
グラモスの鉄騎であるホタルが今の形態を手にしたのは「豊穣」によるものと推察できます。
ショートアニメ「グラモスの余燼」で樹が生えるような何らかの力を受け「死星オーバーロード」の力を得ています。樹の演出、また戦闘スキルによる回復効果は豊穣を連想させます。
グラモス鉄騎は恐らく皆「サム」として生まれ「サム」の精神を持ってるのだと思います。
サムとして死ぬ、或いはロストエントロピーで消滅する運命だったところを、豊穣の「薬師」の一瞥を受け遺伝子支配を超越して「ホタル」の存在が生まれたと解釈できます。そしてホタルは星核ハンターとして活動し、最期には「ホタル」として死ぬことを望んでいます。(薬師が何を基に行動しているかはまだ謎です)

ホタルは開拓者と縁が深い様子が描かれますが、もし「豊穣」の使令のような存在なら仙舟や丹枢の話の後にそうなるのは皮肉な話です。

「本当に残念でなりません…あなた様と先に知り合ったのが私であれば、真の友人になれていたかもしれないのに。」

ver2.0予告番組ではフィールドアート担当の白羽さんが「私たちは地球上の生命の起源は海にあると考えています」と述べています。それで記憶域の夢境には魚の群れや波のような感覚があります。純水精霊にもそのような話が見られます。(原始胎海など)
生命の起源が海にあるというのは遺伝子でもそうで、実は魚類や哺乳類や昆虫類は姿が全く違いますが遺伝子は似ています。海から発生した最古の生命から全てが分岐した痕跡が遺伝子には見られるといいます。

生命の起源に関する話も重要と思います。
そして「神秘」のミュトゥスにはクラゲの意匠が見られ、恐らく「神秘」は起源レベルで昔の存在と考えられます。

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「神秘」の能力は非常に特殊で、恐らく精神にでき得る限りの事を現実に投影できるものでしょう。
ある意味、善に使えばグノーシスが完成されてると言えます。

前回話した通り、「風が新たな物語を運び、時間がそれを神話にする」の「神話」は神秘の意があるのではないかと推測しました。時間が物語を曖昧な伝言ゲームにしていくからです。

「虚構歴史学者」や「リドラー」は歴史を破壊する悪として表されていますが、この能力は豊穣のように決して悪ではないと言えます。

原神のver4.8のシムランカで述べられた通り簡略化(物語の嘘)は人々に物事を分かり易く伝えるためになります。そして同じく原神では物語化する行為だけが世界の監視を掻い潜れます。同じことをピノコニーの「時計屋」も行っています。

何より、このホヨバース自体がそれを行っています。原神や崩壊スターレイルはゲームで、フィクションのストーリーであり嘘だからです。

このストーリーでは仮想世界による全くの異世界があらゆる用語やあり得ない景観で描かれていますが、私たちの現実と密接に関係しています。私たちも遺伝子や時間による支配に縛られていると言えます。
そして「簡略化」を行うようにゲーム内に現実のあらゆる文化が詰め込まれています。
私たちが楽しむ心を持ってゲームをプレイするように「愉悦」はそのゲーム世界を楽しんでいるのかもしれません。

「神秘」が起源からの存在で全ての思考世界を生み出した存在なら、グノーシスそのものといえます。そして上記に述べた通り遺伝子と関連しているなら…   「時間」が物語を神話に、時間が進めば進むほど神秘が増していくなら…(宇宙の蝗害の考察にもあったように)

崩壊3rd:26章シナリオ32では「存在論」の話がされます。時間が一定の向きに進むのはこの世界故の法則で外の虚数の樹では時間は逆にも進むというものです。
それと同じようにこの世界の存在故の法則として、「神秘」及びそれ以前からの法則があるのではないでしょうか。

ホヨバースの宇宙は人々の空想から生まれた世界であるから「人々の思考が生み出した世界である」、それ故精神が時間のように半絶対的な存在として顕現する。

なので哲学の権化の星神がほぼ最上位存在として君臨している、そして「神秘」ミュトゥスが最も強大な影響力を持っている。
そのように考えられるかもしれません。


最後に根拠が薄いけどこのテーマで考察できることがあります。

「光」と「音」について。
前者は量子力学で「光子」として表され人の目に見える世界を映します。
後者は空気振動を聴覚が捉えたものです。空気振動は「音子」といいます。

この二つは世界を見るために必要不可欠で、グノーシス的に深い関わりを持つかもしれません。

「蛍」は旅人の名前ですが光を表すものとして考えていいと推測します。英語名では「Lumine」で完全に光の意です。
そして同じく「ホタル」「Firefly」も同義で良いと思います。実は崩壊3rdの直近の更新分ストーリーでもほたる(実物の虫)が登場します。それもホタルと同じストーリーが語られながら。

「見て、本当に綺麗だよ。キラキラしてて、まるで大地の星みたい。」
「自然が蛍に与える時間はとても短いの。運命の相手を見つけられても、そうじゃなくても、しばらくしたら蛍はこの世を去るんだ。」
「そういった美しい絆はいつか消えちゃうの。いい夢を見た時のように、すぐにお互いのことを忘れてしまう。」
「──そういう幸せが夢のように短くても、私は蛍と同じように微かな光で自分の道を照らして、あなたにもう一度出会えるまで探し続けるよ。」

虫のほたるが発光するように、光が世界を形造るように、蛍とホタルも自らの意志で世界の形を変える事があるのかもしれません。

双子の片割れ「空」「Aether」(エーテル、空間に充満してると思われてたもの)は「空気」を示すと考えられます。
空気が音を伝い、音が口から発せられる言葉を乗せます。
空気の動き…「風」の国を最初に訪れ、テイワットのあらゆる核心が揃ってるのも納得でしょう。

光と音の存在を示す者が神座に就き、見える世界の全てを変える。そんな意味があるのかもしれません。

「調停者は死に瀕し、創造主は未だ訪れぬ。だが、世界は二度と燃えぬ。あなたが『神』の座に就くから。」

他にも光の構成を分解するプリズムが見られたり(雷無相元素、プライマル構造体)、メリュジーヌらが人間と違う視覚を持ってたり、風神ウェンティが詩人として言葉と音楽を嗜んでいます。

根拠が薄い理由は原神が複雑で難しすぎるからです。個人的にはスターレイルの倍以上難しいです。(原神は素直な表現がされない、見たものそのままではない)

最後の考察で世界の全てが明かされた感がありますが全くそうではありません。
神秘の敵の「記憶」や「知恵」は物質的な真実の化身で、この争いがどうなるかは予測できません。
基礎の世界観はまだ色々あるのでそれをまとめる記事も書こうと思います。

ついでに時間の支配を超越する方法は過去に戻る、歴史を変えることです。崩壊3rdでオットーが行い、原神では運命の織機、スタレではエリオの脚本があります。

また遺伝子が絡む恐ろしい思想で「優生思想」というものがあります。
遺伝子は英語でgenomeですが同じ意から派生した言葉にgenocide(ジェノサイド)があります。
カーンルイアにその兆候が見られるのでそういった話も扱われるかもしれません。

本当は両方に詳しい人に解説して頂くのが良いと思いますが、難解な学術と膨大なホヨバースでは無理があると思います。ゲームさんぽのように公的な企画を期待するしかないだろうか?

広域な話なのでもっと色んな所で掘れると思います。ぜひ現実の色んな知識と連動させながらホヨバースを読んでみて下さい。経験上ですがゲーム内を深く読むより実際の知識を知っていった方がストーリーを理解できると思います。

考察が当たらないにしてもこの先もストーリーを読み続ける中で役立つでしょう。
前回含めて大局過ぎる且つメタ的な考察になり頭が大変な感じになりましたが終えたのでこれより細かな部分にも目を向けたいと思います。

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