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ボルケーノチキン

ズルめし美女。それは高カロリー、高脂質、高糖質……そんなの美味いに決まってる、通称”ズルめし”を、ひたすらかわいい女の子に食べてもらうことで、あらゆる背徳感をお届けする「男の欲望が詰まったグルメメディア」である。

ここはまさに禁断のサンクチュアリ。いや恍惚のギルティー。はたまた微笑みのパラダイス……。足を踏み入れたら最後、あなたはあらゆる欲をくすぐる料理と女によだれが止まらなくなるだろう。

プロのカメラマンとフードスタイリスト、ライターが本気を出してつくる当メディア、前回までの3回はサーモン特集でお楽しみいただいた。


さて、今回からのテーマは12月のクリスマスも近いということで「チキン」だ。こってりな脂がのった肉汁じんわりのチキン料理をかわいい女子に食べさせたい。おじさん3人が、カロリーサンタとなって、女子に脂質を与えているさまを楽しんでほしい。

今回のズルめしガール

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さて今回のズルめしガールはモデル・女優として活躍している有莉亜さん。ほっそりとした華奢なスタイルで、心斎橋トップレディにも選ばれた文句なしの美女だ。とにかく晴れやかな笑顔が素敵で、撮影中もずっと朗らかにお喋りしてくれた。

しかし、大の男3人が運んでくる料理を見て、そんな笑顔すら凍りついてしまうことに、まだ彼女は気づいていなかった……。

ズルめし史上最大の問題作! “むね焼け野原”の「ボルケーノチキン」

にっちにもさっちもクリスマスである。町を歩けばイルミネーション、テレビを付ければサンタクロース、世界中がなんとなく幸福になる、素晴らしいイベントだ。

ここまで祝われてるんだし、キリストもテンションぶちあがりだろう。天上でぼろ衣を羽織って【背信】懺悔室でテキーラ8本開けてみた!みたいな動画をアップしているかもしれない。

そんなクリスマスに流れる曲がクリスマスソング。皆さんは、パッと何を思いつくだろうか。「雨は夜更け過ぎに♪」だろうか。「ラァスクリスマァス アイゲビュマハァ♪」だろうか。「こなぁぁぁぁぁゆきぃぃぃぃぃ…ねぇ♪」だろうか。まぁさまざまな意見があると思うが、個人的には竹内まりやなのである。「クゥリスマスが今年もやってくるぅ♪」である。

この曲には恐怖を感じる。というのもワンフレーズだけなら、誰もが知っているが、フルで歌える人間はめちゃ少ない。曲名を言える人間もほぼいない。不思議な名曲、というか名フレーズなのだ。ちなみに曲名は「すてきなホリデイ」である。まさかの休日。土日感覚でクリスマスを楽しむ女、それが竹内まりや。

なぜ、こんな現象が起きたのか。ケンタッキーの功績だ。なんと2000年から現在まで、約20年にわたってCMを流し続けているのである。販促が成功したのか、私はすっかり「クリスマスといえば竹内まりや、そしてケンタッキーをガブリ!」というイメージが定着してしまった。

そこでズルめしクルーは、クリスマスに合わせてケンタッキーフライドチキンをどうにかアレンジできないかと考えた。既にハイカロリーモンスターなあの“油鶏”を昇華させる術はないかと。三日三晩、うんうん唸って、いよいよできたのがこの料理である。名付けて「ボルケーノチキン」だ。

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見よ、この高さ。この質量。丸々とした4羽の鶏の上から、大量に揚げた玉ねぎとポテトチップスをふりかけ、茶色が暴走したので鷹の爪で彩りを加えた“作品”である。

鉄鍋からチキンが見える様は、さながら海底に眠る火山。どことなくタイタニックを想起させる。いったい何カロリーあるのだろうか。計算することすら怖い料理だ。

……だ、断じていうが、ヤケクソではない。やっつけではない。これを華奢で可愛らしい女の子に出したら、どんな顔をするのか。食べたら、どうなるのか。それを見たかっただけである。

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さぁ、実食といこう。

「いつもどんな料理を作ってるんですか?」と質問する有莉亜さんに、以前つくった「鶏皮のユッケ」や「ポテトのアヒージョ」「サーモンのポキ丼」などの写真を見せる。



「美味しそうですね~。今日は何も食べてないので、楽しみです!」という有莉亜さん。

そんなおしゃれ料理が出てくると思っている美女の前に、いざ「ボルケーノチキン」登場!

「えっ……」

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「えっと………え、これ」

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そりゃ、そうなる。
「ボルケーノチキン」なんて、今日世界で初めてできたんだから。命名したのはフードコーディネーターの田口氏だから。

この存在感を前に言葉をなくす有莉亜さん。このままでは直帰しそうだったので、「ほら、おいしそうでしょ!」と、なんとか応援する。

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おそるおそる噛みつく。そしてこの笑顔!

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「美味しいです! パリッとした食感が合う!」

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チキン自体は天下のケンタッキーなので、そりゃ美味しいのだが、食感のことをほめてくれるとは、さすが有莉亜さん! こちらも作った甲斐があるといったものだ。

さくさくのポテチとフライドオニオンを載せてから、もう一口!

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いやはや、いい顔をしてくれる。そのまま、2つめのツノもパクっ。


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「こっちも合いますね。幅があるからオニオンも載せやすいし、おいしい」

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手を汚しながらも、しっかりと2つ食べてくれる。今回ばかりはさすがに、完食なんて求めません。逆にもう完食なんてしちゃったら、ギャル曽根化を心配するレベルだ。

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この料理、素材はケンタッキーなので、買ってきてしまえば誰でも簡単につくれるのがミソである。家族で過ごす方も、おひとりの方も、ぜひケンタッキーをアレンジして、すてきなホリデイを過ごしてほしい。


次回予告

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今回はケンタッキー・フライド・チキンをちょっとアレンジした「ボルケーノチキン」をご紹介した。

次回はさらにクリスマスの空気が濃くなった12月10日、一流フレンチ風のびっくりグルメを有莉亜さんにご賞味いただこう。


■ボルケーノチキン

【作りかた】
KFCフライドチキン    5ピース
玉ねぎ          2個
から揚げ粉        1袋(100g)
にんにく         1房
ポテトチップス(うす塩) 1袋
輪唐辛子         2つまみ
糸唐辛子         適量
揚げ油          適量

【作りかた】
1、 玉ねぎは繊維に沿って薄切りにし、から揚げ粉をまぶして175℃に温めた揚げ油でカリッとするまで揚げる。
2、 にんにくは小房に分け皮をむきスライスし、玉ねぎ同様にカリッとするまで揚げる。
3、 フライパンに1、2、フライドチキン、砕いたポテトチップス、輪唐辛子を加えざっくりと炒め合わせる。
4、 器に盛り糸唐辛子をのせる。


■クルーの紹介

photo:小堀 将生(https://bicture.jp
style:田口 竜基(http://fooddragon.net
write:緒方 優樹(https://giraffecompany1016.wixsite.com/mysite

model:有莉亜

Twitter(@yuria_yuria1114)https://twitter.com/yuria_yuria1114

Instagram(yuria_kodama)https://www.instagram.com/yuria_kodama/

イチナナ(ゆりあ🍏Yuria🍎)https://17.media/share/profile/3c5843ae-fb28-4f51-6f84-5caa2e770ee6?lang=ja


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