LGBTQ 子どもについて考える
小さい頃からの私の将来の夢は、いわゆる「お嫁さん」だった。
当時は20大後半になったら「当たり前のように結婚して、子供を産んで、幸せな家庭を描いていくこと」が、少し頑張ればできると思っていた。
でも今は違う。
私は同性のパートナーがいて、ふたりの遺伝子を持った子供を産むことはできない。
正直この道を選んだ時は、目の前にある愛だけに突き進んでいったからあまり考えていなかった。
けれどいまは、ふとしたきっかけで時折この夢を思い出して、涙が出そうになったり、死にたくなったりもする。
だからといって、ドナー提供で子供を作ったとして、現代社会で子どもに不自由なく育てられる自信は私にはまだない。
じゃあ男と付き合えば良いじゃん
そう思う人もいるかも知れないが、そんな簡単なもんじゃない
だって、これ以上自分に嘘をつきたくなくてこの道を選んだんだから
ふたりの愛だけのために生きる
これもひとつの素敵な選択肢だとは思う。
全てがうまくいくなんてことはこの世にはない
と私は思う。
けれどやっぱり、私がこの問題を飲み込めるようになるまで、まだまだ時間はかかりそうだ。