精神科のいろいろ
精神科と聞くと、怖いとかそんな思いを抱くのだろうか?暗くて、奇声をあげて、暴れまくる…なんて想像するのだろうか。
身近な人が統合失調症だと知り、私にはその病気の意味が分からなかった。(いずれ老衰と認知症でもあったことを知る)
久しぶりに会ったその人は、ベッドの上で身体をくの字に小さくして、やせ細っていた。会話も出来ず、ぷるぷると震えていたのだ。
私は我慢が出来ず、病室を飛び出した。なんだかよく分からないが、涙が止まらない。ここまでさせてしまった病気はなんなんだろう。全く意味が分からなかった。
その人が統合失調症だと知ってから、その病気のことを調べた。妄想、幻聴、奇異行動、行動や言動の纏まらなさ…なんだこれ?意味が分からない。
よく調べると脳の伝達物質の影響だとか、その人の合わせ持つ素質が原因となるらしい。
調べても調べても、なぜが止まらない。そんな時、作業療法士という職業を見つけた。
作業を用いて治療する…?なんだそれ、すごく面白そう。治療方法は無限大な気がした。
その時から私は作業療法士を目指した。
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