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自己肯定感の反対は自己否定ではない説

前回の記事では自己肯定感と承認欲求の違いについて述べてみました。
自己肯定感という曖昧なものを捉えるのに、比較するのもがあると理解しやすいためです。
今回は自己肯定感の反対について述べてみます。

自己否定でなければ何が反対なのか?

熟語で表す「肯定」の反対語は「否定」です。しかし、自己肯定感となった場合はそのルールは通用しないと思うのです。
自己肯定感とは自分を自分と認めている、信頼している感覚という認識ですが、この状態での反対は自分の無視、自己不在という仮説を立てています。
自己否定はあくまでも、「自分」を否定するという「自分」を認識しています。この自分を先ず捉えることが自己肯定感を上げる出発になるので、その自分を捉えない自分の無視、自己不在を反対としています。

自分のことがよくわからない感覚

自分は何が好きなのか?
自分は何がしたいのか?
自分は将来何になりたいのか?
自分の無視、自己不在の状態ではこのように自分のことが分からなくなります。決して、自分を無視しているだなんて思っていなくても、でも、知らず知らずのうちにこんな状況になってしまっている。こんな状態が自己肯定感の対極になるのではないでしょうか。

自己肯定感を上げる前にすること

前述のような状況だと上げるための自己が不在ですから、そこから自己肯定感を上げることが非常に苦しくなります。ネットや本などの情報で上げ方のノウハウが広まっていますが、まず自己を捉える感覚を身に着ける。自己肯定感はそこからでないと上がらないと思っています。

自己を捉える感覚はまた別記事で取り上げたいと思います。

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