
【バチコン】バチコンの感想と、サモラン勢の《怒り》に対してどうこたえるべきなのか【スプラトゥーン3】
サーモンランとスプラ3
バチコンのお披露目
過日、サーモンランは新しい段階へと突入した。
バイトチームコンテストのことである。
これは常々おこなわれていたサーモンランにRTA(ゲームの早解きのこと。いかにしてゲームを早くクリアできるかを競う。)の要素を追加した新種の競技であり、公式から表彰されるということもあって、今までガチマッチの影にあったサモランを公に評価しようというイカ研の狙いが透けて見える。
スプラトゥーン3はガチマッチ以外の楽しみを提供したいとは
イカ研自体が述べており、サーモンランの行事が「ビッグラン」
や「バイトチームコンテスト」の形で増えていることはその証左であろう。
佐藤
イカ世界の特撮ヒーローのフィギュア、なんてものもあって。
収集欲を刺激するものをそろえています。
今までの「スプラトゥーン」って、
対戦の戦い方の幅が広がるような要素に比べると
対戦以外の遊び方の幅が広がるような要素はあまり多くなかったと感じています。
そのため、「強くなる」ことが最終目的になってしまう方も
多かったのではと思います。
でも今回はそれだけではなくて、
遊ぶことで収集できるものを入手できて、
もっとそれを集めたいから対戦を繰り返していく・・・。
そんな形で遊び方の幅を広げることはできたんじゃないかなと思います。
スプラ2の狭さとTwitter運用
ガチマだけが中心のゲームは正直、つらい。
毎日、試験だけを受けていたら多くの人は発狂するだろう。
自分の能力が点数となってあらわれるのだから。
ガチマッチ中心のスプラ2とはそういうゲームであった。
ここで問題になるのは多くの人はその競争を勝ち抜いていくことができないというところだ。
スプラトゥーンというゲームは私ズンダが以前から述べているように
①「若さ」と②「才能」が必要である。
いうまでもないが、このどちらも現実と同様である。若いほど体力があり機敏であり健康だし、「才能」がある人ほど他の人間よりもその能力を示しやすくなる。
かつて哲学者のボーヴォワールは『老い』という本のなかで絵描きを除くと多くの人間は若いときに結果を残しており、歳をとるほど創造性は枯渇し、無能になると喝破した。スプラもそうである。
当然、①と②を備えている人間はXマッチやガチマッチにおいて好成績を残しやすくなるので、自分からも、そして他人からも評価される。
それゆえ、スプラトゥーンをやっていて楽しい!となる。
残念なことに①と②をもっていない人間はーこれも散々、noteやブログでかいてきたがーTwitterで愚痴る日々を送るはめになる。
※最近、弱い武器を持つべきか否か、で話題になっているようだが、弱い武器などもつのはやめるべきである。それはフリーライダーだからだ。
この愚痴は味方批判のかたちであらわれることが多いが、
「イカ研批判」
「ツィッターでの無用な考察」
「惚れた腫れたなどの人間観察」
「影響力をもった人間への揶揄」
などの様式もある。
当然、超上位勢はスポンサーがついているからなるべく余計なことをいわないようにしているというのもある。
しかしそれだけではなく、自分のプレイ一つで人々を魅了することも大きい。
プレイに専念しているだけで自尊心が得られる。Twitterでムダな時間を過ごすことはない。
他人の目が気になったり、他人の行動が気になっている人というのはスプラに専心できてない。
おそらく上達していく人はTwitterの更新頻度が少なくなっているのではないだろうか。
スプラ3はサモランゲー、そして、スプラ4も?
サーモンラン勢というのはスプラ2からいた。
いたが、スプラ2における主役といった感じはなく、
あくまで「添え物」でしかなかった。
その添え物が俄然と勢いを増したのはスプラ3になってからである。
といっても参加者人数の増進など何らデータがないので個人的な妄想にしかすぎない。
あくまで自分のリスナーやyoutubeの動画などをみていてそう思っただけである。
しかしながら先にも述べたように、イカ研による公式の梃子入れがサーモンランになされている以上、サーモンランが以前よりも注目されやすくなったことは否定はできまい。
フェスや甲子園などの行事あるいは通知などのシステムは、スプラを《皆とやっている》と感じさせるために意図的におこなわれている。
佐藤
もちろん、
「ひとりで遊んでもすごく楽しい」というところは、
シリーズ開発当初から大切にしていて、今作もそこは変わりません。
でも、今作はこれまでのシリーズの集大成として、
「誰かと一緒に遊べば、より楽しい。」という部分へのサポートも、
もっと充実できるのではないかと考えました。
それは、
「スプラトゥーン甲子園」※3や、「ツキイチ・リーグマッチ」※4などのいろいろなイベント企画をやっている中で、
フレンドと一緒に、同じ目的に向かって遊ぶことを
魅力的に感じてくださっている方が、私たちが思っているよりずっと多いことに気づいたからです。
そして、そういった方の盛り上がりを感じられることが、
巡り巡って、それ以外のすべてのお客さまにとっても
プラスになるということを実感しました。
だから、フレンドやほかのプレイヤーと一緒に遊びやすくするということには、今回、いっそう力を入れてつくりました。
野上
繰り返しになってしまうんですけど、
ゲームを遊んでくださる方々に私たちができることって、
やっぱり、できるだけ一緒に遊ぶ人をたくさんつくることで。
ひとりでやるガチマからの解放、そのためにロッカーやナワバトラーなどはうまれたのである。
※ここまでくると、スプラの派生ゲームをだしてもいいんじゃないかとおもわないでもない。その展開はあり得るように思われる。RPGでもローグライクでもなんでも。
バチコンは人とやることが前提になっており、人と仲を深めるためにある共同作業
バイトチームコンテストはこの極みである。
ひとりぼっちでは好成績は得られない。
「誰か」とやることが強要されており、そしてその攻略法も「誰か」と一致していなければならない。
私ズンダも生放送において有能なリスナー諸氏とバチコン(バイトチームコンテストの略。以下、略す。)をしてみたのだが、記録を伸ばそうとすればするほど攻略方法を共通していなければならない。
サモランは知識ゲーというのは以前の記事でも述べたが、
今回は更にそれが強くなっている。
ありとあらゆる敵の動きがカンペキに決定しており、例外が存在しないからである。
しかも、味方が何の武器とスペシャルをもつのかも自分たちで決定できる。
私ズンダがXマッチでのぞんでいるようなこと(編成による運要素がない)をバチコンは実現している。
※その点においてバチコンを認める。しかしサモランもバチコンもビッグランもガチマほどははまれない。私はあまり自由度が高いゲームは好きではないが、それでもガチマのほうがはまれる。どちらも好きではない。ただ、はまるはまれないでいえば、ガチマのほうがはまれる。
武器編成はスシ、ローラー、ブラスター、チャージャーの四種である。
スペシャルはジェッパ、メガホン、カニタンク、ナイスダマであった。
これらの武器の各waveごとの位置やどのタイミングでスペシャルをはくのか、敵はどこから湧くかなどをしっかりおさえておくことで、初めて納金数を増やすことができる。
放送主の悲劇ーリスナ-同士で諍いが発生ー
さて、私ズンダも放送していたわけだが、やりかたがわるかった。
サモラン勢とバチコン初見を一緒のチームにしてゲームをはじめてしまったのだ。
そして、一部リスナー(サモラン勢)が他のリスナー(バチコンは初めて)の不甲斐なさにたえきれず批判する事態となった。
その批判は私にとってはそんなに刺々しくは感じなかった。
ただ批判された方は「抜けましょうか?」とコメントされ、気にしてしまわれたようだった。
更にそれを観ていた他のリスナーが「険悪な雰囲気だった」と述べ、また更に別のリスナーはTwitter上でキレる始末。
私はそういったやりとりをみているうちに胃痛が生じ、昨晩の放送でキリキリと痛くなってしまった。
正直、私はこのサモラン勢が悪いとは思ってない。
というのも上手い人にとって下手な人というのは仕事ができない人間をみているようなものだから、苛つくのはややしょうがないところがあるからだ。
しかも彼は一時間もの間、一応は付き合ってくれていた。
これには感謝するほかない。本当に自己中心的な人間であれば、のぞみのない人間と一時間もプレイはしない。
バチコンは暗記ゲーである。
各々のwaveで何をしなければいけないのかがほぼ確定している。
その攻略法にそれぞれの情報源の違いがあるので、微妙な差はあるものの最低限度の動きは共通している。
運要素はなるべく排除されており、特別うまくなくとも上手い人たちの動きを真似しやすい。
うまくないということは、勉強していない、暗記してない、知識がないというふうにサモラン勢には解釈される。
確かにサモランが下手なのは多くの場合は知識の欠如である。
バチコンならもっとそうだ。
そのため彼を批判する気は私には全くない。
ただ、自分がもう少し上手ければ……、もう少しお互いの距離を詰めるようにしておけば……とおもうだけである。
今後のスプラの展望
少子高齢化の日本といわれる。
しかしスプラトゥーンも発売してからすでに約八年の月日が流れている。
若かったプレイヤーも年老いて、スプラにおいて第一線で活躍するのは厳しくなっている。
スプラから完全に去る人もいるだろう。
いっぽうでガチマ以外のかたちでスプラに残り続ける人もいるだろう。
これからイカ研はガチマ以外に力を注ぐようになるのではないか。
その一つがサモランであることはいうまでもない。
そう考えると、私に残された道はサモラン勢と仲良くしていくことである。
そしてそれはガチマ中心の動画や放送をしていた人もなのかもしれない。
数週間前にサモラン勢と考察勢がぶつかり合っているのをTwitter上でみかけたが、これは正にトゥキュディデスの罠なのではないかと思った。
もうサモラン勢を無視できない。
そんなことを思いながら毎日生放送をしているので、よかったら僕の放送にきてください!