穏やかな環境では、質の良い材木は育たない
「穏やかな環境では、質の良い材木は育たない。風が強ければ強いほど、材木は強くなる。」
(アメリカの実業家、J.ウィラード.マリオット)
いつも幸せでワクワクしていたいし、子どもたちには苦労や辛い思いはさせたくない。
でも、よく思い出してみると、乗り越えるべき壁があったから、気づきや成長があったような気がするのです。
私の家は、父親が何度も転職を繰り返し、物心ともに不安定な環境で育ちました。
大学進学するならば、家から通える国公立大学。その条件をクリアするために、塾に通うことなく人の何倍も勉強をした結果、志望大学に合格しました。この経験は「やればできるんだ」という大きな自信になりましたし、目標に向かってチャレンジする力が身についたと思います。
また、父親の事業がうまくいかず、家を失うという経験もしました。親戚の家での居候生活で肩身のせまい思いをし、長く住んでいた地元を離れることになり、家族の精神もボロボロになりましたが、なんとか協力しあって日常の生活を取り戻すことができました。
2度としたくない経験ですが、家を失うことで「家がある、家族がいる当たり前の日常」が改めて幸せで、私にとってとてもかけがえのないものなのだと気づくこともできたのです。
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そうはいってもやはり、大切な子どもたちには、同じような苦労や辛い経験はさせたくないな~、、、と思ってしまいますが(笑)
でも、大なり小なり、子どもたちは友達関係や、進路のことなどで壁にぶつかるときがやってきます。
親ができることは、
壁にぶつからない道を作ってあげるのではなく、子どもが壁を乗り越えられるように梯子をかけてあげるのでもなく、
壁を乗り越えられる力、例えば
折れない心、自分で考える力、自己肯定感、人を思いやる気持ち
を育むことなのだと思います。
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壁を乗り越える力の土台は、日頃の親子のコミュニケーションで築いていくことができます。
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