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IR-DX SaaS 「Hooolders Analytics」開発秘話(その6:IRイベントの分類)

みなさんこんにちは。

IR-DXツール「Hooolders Analytics」プロダクトマネージャーのzumiです。

今回も「プロダクトから見たIR」という切り口で、IR関連の情報をつぶやいていきます。

今回のテーマは、「IRイベントの分類」ということで、いつものような開発の苦労話というよりは、IR業界についてプロダクト作成を通じて勉強になったことを話したいと思います。

発端は個別イベントの株価影響

Hooolders Analyticsの特長の一つは、株価とニュースが一画面で把握できる点です。株価チャートにニュースマーカーが合わせて表示されることで、開示情報が株価に与えた影響や、逆に株価が動いた原因をニュースから探るなど、株価とイベント(ここでは、開示情報やニュース、IRの広報活動などを総称してそう呼びます)の関係を相互に検証することができます。

Hooolders Anayticsでは、決算短信や有価証券報告書などの開示情報は自動で収集されますが、アナリスト説明会や投資家との個別ミーティングは自動で反映されません。こうした外部に公開されない活動の結果、株価が動くということは十分考えられるため、Hooolders Analyticsでは、個別イベントをユーザー自身で登録できるようにしています。ただ、IRの活動は多岐に渡るため、フリーテキストでイベントを登録させるのは利便性の観点で問題があり、イベントを網羅的に管理するという将来的な提供価値も踏まえると、IRイベントをある程度分類して選択できる仕組みが必要でした。

IRイベントの種類

IRイベントを分類するためには、当たり前ですが、IRの活動にどういったものがあるかを調査し、それを意味ある軸で整理しなければなりません。ウェブ調査や実際のIR担当の方にヒアリングし、実利用のしやすさも加味した結果、Hooolders Analyticsでは、最終的に以下の分類に落ち着きました。

  1. 説明会

  2. カンファレンス

  3. 個別面談

  4. 資料公開

  5. レポート

  6. ニュース

  7. リリース

  8. その他、社会情勢・市場動向

上記分類だと、レポートと資料公開、ニュースとリリースの違いがよくわからないと言われますが、発信主体が誰なのかによって区別されています。

  • レポート・ニュース
    → 第三者によるもの(例:アナリストレポート/日経ニュースなど)

  • 資料公開・リリース
    → 利用者主体のもの(例:決算説明資料の公開 / PRtimes投稿など)

Hooolders Analyticsのイベント登録機能

Hooolders Analyticsのイベント登録画面

Hooolders Analyticsの「イベント登録」機能では、「イベント種別」から上記のいずれかを選択した上で、個別イベントを株価チャート上に反映させることができます。もちろん、それに付随して、個別のイベント名やメモを記載して登録することもできますので、多様なイベント活動を一元的に管理でき、その後の株価の動きと連携した効果検証を実現することができます。

結び

いかがでしたでしょうか。IR活動の質を高めるためには、イベント管理の効率化・イベントの効果検証が欠かせません。Hooolders Analyticsのイベント登録機能を活用することで、IRイベントを適切に整理し、投資家とのエンゲージメント強化に、ぜひ役立てていただければと思います。是非この機会に、Hooolders Analytics をご利用ください!ご一読頂きありがとうございました。


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