勝率8割5分の人が7回やって4回負ける確率
将棋の記事で、プロ棋士の中村七段が下記のように語っている文章があった。「負ける確率を考えたら…..」と値を濁しており、どのくらいかな?と気になったので計算してみた。
ただの数字遊びです。
”そうなると「藤井竜王を七番勝負で倒す」というのは大難関になりつつあります。勝率、データ的に見ても勝率8割5分ぐらいある人が、7回やって4回負ける確率を考えたら……というのは事実です。”
Bさんは勝率8割5分、Aさんは勝率1割5分としたとき、表1の計算の通り、勝率8割5分の人が4敗する確率は1.21 %と計算結果になった。
上記の中村七段が言葉を濁している理由が良くわかりました。
1.21 %は書き換えると1/83。
じゃんけんは1/2の確率で勝てるとしたとき、6連勝できる確率が1/64なので、それより低い。
サイコロで1を狙って出す確率は1/6で、2つのサイコロを投げてどちらも1が出る確率が1/36でそれより低い。
![](https://assets.st-note.com/img/1638669269699-ZWEPuvuiOU.png?width=1200)
あまりに低すぎるので、勝率8割5分でなく、8割で計算をした結果が表2。
勝率が8割の場合、4敗(Aが4勝)する確率は3.3 %。
サイコロ2つを投げて1回でどちらも1が出る確率程度となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1638669934731-5trYMGCzK4.png?width=1200)
◎その他
「通算勝率が8割5分ぐらいある人」は2021/12時点では藤井聡太竜王のみ。
藤井竜王の次の番勝負は2022年1月からの王将戦の挑戦者。
相手はタイトル保持者である渡辺王将(名人・三冠)。
王将戦は7番勝負であり、どちかかが4回勝った時点で終了であり、渡辺王将が4勝したら防衛、藤井竜王が4勝したら新・王将の誕生。
渡辺王将は10年以上ブログを書き続けていたり、Twitterで対局の感想やもろもろの発信をしていたりと身近に感じることができる棋士の1人。
王将戦での熱戦も楽しみだし、Twitterでの発信、ブログの報告も楽しみです。
Twitter 渡辺明
https://mobile.twitter.com/watanabe_1984
Twitterでのおちゃめな一面(後ろの男性が渡辺王将(名人・三冠))
チーム動画撮影後に撮ったプリです😆😆😆
— チーム加藤 (@jabT_kato) November 29, 2021
(プリクラ大臣) pic.twitter.com/mCrryEOzST
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