ウーバーデビュー
何もない休日。
海外に行きたくて、お金を貯めてるから何も予定のない休日は節約をしようと心がけているんだけど、そうやってお金を使わないように生きているとなんかモヤモヤしてくるんだよね。
けど、今日は曇りの日で、お昼ご飯を家で食べた後無茶苦茶強い眠気に襲われてぐーすか寝てしまった。
夕方ごろ目が覚めて、あ、今日お医者さんいこうと思ってたのにあと40分で閉まっちゃう。やっぱ明日仕事途中で抜けて行こうかな、とか考えたり夕食何にしようかな〜とか漠然とぼやんとしてたらあっというまに17時。
あ〜今日はお金を一円も使わず、節約に励んだ日だった。
と一日をしっぽりと締めくくるはずだった。
だけど、なんだろう、今日も節約のために自分を喜ばせることを何もできなかったなっていう考えが頭の中をよぎって、急に自分が惨めに感じられた。このままだと私の今日という1日が我慢の1日で終わってしまう。何かをして自分を喜ばせたいと思って、どうしようか一瞬考えたら、「アイス食べたい」と強い欲求が腹の底から込み上げてきた。
節約しなきゃ、という思考に、アイス食べたくて仕方ないという強い自分の気持ちが隠れていたなんて。ごめんね私。我慢ばかりさせちゃったね。
「21時にアイス」という店がすごく気になっていたので、サイトを見ていたら、ウーバーイーツできるとのこと。
ウーバーイーツ、手数料高いから使わないようにしていたけどこれも何かの縁だと思って思い切って頼んでみた。1000円のアイス。お金をケチってたらできない体験をこれから自分はするんだとワクワクした気持ちで注文。人生何事も経験。
注文サイトで住所入力したのに配達員のお兄さんから「住所入力されてないんですよね」と確認の電話がかかってきたけど無事にアイス到着。玄関先で商品を受け取ったけど想像以上の小ささに驚愕。第一声は「え!?これ1000円だよね!」。
この時まだ18時でこれから夕食を食べる時だった。
アイス食べてからご飯食べるのはなんか気持ち悪さを感じたので急いで軽めの夕食をとる。急げ、アイスが溶ける前に夕食を食べきるんだ。急げ私。
楽しみにしていた夕食の豆腐つくねをかきこんで食べた。準備していたじゃがバターを急いで食べた。美味しいご飯を急いで食べるなんて私の美学に反するけど、美味しいものは美味しい。
溶ける前に、アイスに着手。
アイスの上にモンブラン。なんて罪な組み合わせ。
罪なものはやはり美味しい。知覚過敏気味の奥歯にアイスの冷たさが滲みたが、私はこの時世界一幸せだった。
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