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『木天蓼』第5号発行、読者募集中です

 2年ほど前のある日の夕方、東大路通を友人と歩いていた。彼はいくらかの前置きのあとで、文芸誌をつくりたいといった。 
 わたしは高校時代に1冊だけ、文芸誌をつくったことがあった。いま考えても、すごくいい本だった。あれは楽しかった。
 そんなことを思いだしながら、つくろう、といった。猫が好きな彼は、文芸誌に『木天蓼』と名前をつけた。

 わたしの大学の文学部に、『木天蓼』という文芸誌が誕生した。サークルではない。書いたことのあるひともないひとも、小説も詩も短歌もエッセイも歓迎。書いてみた、見せてみたい、と思うひとたちが集い、自分たちなりに校正と編集をおこなう。学内や大学祭で販売し、読者と作者が交流する会をひらく。これまでに4号を発行した。

 このたび、第5号を発刊します。

 「蜃楼の旅路」(ファンタジー)の執筆と全体の校正を担当しました。

 郵送も可能ですので、読んでくださる方は以下のリンクからお申し込みください。11月4日までです。

 なお、フォーム内には受け渡し時に京大生向けに学生証で本人確認を行うとありますが、郵送の方は不要ですし、確認メールの提示でも構いません。

 力作揃いの文芸誌です。たくさんの方に届きますように。

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