853杯目:ビックボスの采配は若者に響くかもしれない
プロ野球も他チームとの練習試合もあり、いよいよ実戦形式に近づいてきました。
今思うと、プロ野球って昔からオープン戦前にこんなに対外試合をやっていたんだっけ?
自分のイメージとしては、キャンプ(練習)→オープン戦(初めて実戦)→公式戦…のイメージがあったので、若手中心の出場メンバーとはいえオープン戦との境目がわかりづらくなりましたねf^_^;
それとも地上波以外のメディアが発達して、キャンプの練習段階からその場所にいなくてもリアルタイムで観られるようになった時代だからこそ、対外チームとの練習試合の存在が見えるようになったからなのでしょうか?
いずれにしても今の時期の練習試合は、若手にとっては生き残りをかける大切な試合が続いていきますね。
そして、色々試せる練習試合だからこそ楽しむことができる日本ハム・新庄監督のびっくり采配f^_^;
打順も、1番打者は足の速い人が…なんてセオリーは無視。
1打席でも多く打席に立たせたいから1番打者にしたとか…
選手交代を審判に告げた時に、相手チーム含めて球場にいるすべての人にわかるように代走に送った選手に盗塁の指示。
これも一見、ただの新庄劇場のように見えますが、公式戦ではここは絶対に盗塁という時の代走の場面というのは度々あります。
相手も自分も、ここは絶対走るぞとわかっている緊張した場面。
そこで結果が出せるかどうかは、代走の選手の生き残りにも直結する。
ランナーなしの外野フライが飛んだ時に中継プレーをしたり…
先日の阪神戦での1回の攻撃は全員バント攻撃したり…
これらの新庄監督の采配の共通点と思うのは、プレッシャーの掛かる場面でちゃんと力を発揮できるかどうか。
技術面よりメンタル面を鍛えるための采配に思えます。
練習でどれだけ数こなしてバントを100回成功させても、試合のプレッシャーのかかった場面で1回のバントができなくては何の意味もない。
相手チームにも100%バントと分かった状態で、きっちりバントができるかどうか…こんなプレッシャーは同チーム内での紅白戦では感じられないでしょう。
その上、相手投手が藤浪投手の荒れ球混じりの150キロ超えの速球でのバント。
観ている自分も、打者の立場になりすごく緊張しましたf^_^;
プレッシャーにプラスしてボールとの恐怖心との闘い。
バント失敗のファールを重ねながら、最後に何とかバント成功という攻撃でした。
こんな状況、同チーム内での練習でどれだけ自分を追い込んでも再現できないプレッシャーじゃないでしょうか。
それを経験した若手選手たちは、どんな数多いバント練習よりも大きなものを得たと思います。
一見、新庄監督は奇抜な采配や格好で、自分のことしか考えていないと思われがちかもしれませんが、どの監督よりも一番選手のことを考えている監督なのではないかと思います。
こういう部分って、これからの若手選手には響く部分だと思うので、今シーズンは日ハムから思わぬ若手選手の活躍が見られるかもしれませんよね。
いきなり、オリックスのイチロー選手が大活躍したように…
いくら才能のある選手でも、良くも悪くも監督との出会いは大きいですからね。
#ビックボス #新庄剛志 #日本ハム #監督 #若手選手 #試合 #練習 #プレッシャー #メンタル #技術 #球春 #リーダー #出会い #コラム #エッセイ #日記 #note
貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。